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ゲーム名 モンスターハンターポータブル 2nd G モンスターデータ知識書 (→ソフトカタログへ) 対応フォーマット PS3 CERO その他 ジャンル Play View プレイヤー人数 オフライン 1人 販売価格等 600円 容量 1307MB 配信開始日 2010/10/14 体験版 無し 備考/PSN等 対応周辺機器 映像出力 NTSC, 480p, 720p, 1080i, 1080p 音声出力 Linear PCM 2ch 販売元 カプコン 開発元 まとめサイト 関連スレor板
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登録日:2022/11/13 Sun 03 01 00 更新日:2023/06/04 Sun 14 45 36NEW! 所要時間:約 20 分で読めます ▽タグ一覧 CAPCOM MHP2 MHP2G PSP ios はきゅん ひと狩り行こうぜ! オトモアイルー カプコン ゲーム ティガレックス ナルガクルガ ポッケ村 モンスターハンター モンハン モンハンシリーズ モンハン持ち ラオート 何故かなかなか立たなかった項目 名作 悪魔アイルー 抜刀アーティ 携帯ゲーム 狩りゲー 社会現象 雪国 『モンスターハンターポータブル 2nd』『モンスターハンターポータブル 2nd G』は、『モンスターハンター』シリーズ作品のひとつ。 PlayStation Portable(PSP)で展開された所謂『ポータブルシリーズ』の第2・3作。略称はそれぞれ「P2」「2nd」/「P2G」「セカジー」。 目次 ◆モンスターハンターポータブル 2nd●概要 ●新要素・防具強化の一新 ・BGロード ・トレジャーハンター ・新拠点「ポッケ村」 ・農場 ・それ以外 ●登場モンスター ●新規モンスター轟竜 ティガレックス 覇竜 アカムトルム ギアノス/ドスギアノス ◆モンスターハンターポータブル 2nd G●概要 ●追加要素・G級クエスト ・オトモアイルー ・新フィールド『樹海』 ・大連続狩猟クエスト ・メディアインストール機能 ・それ以外 ●新規・復活モンスター迅竜 ナルガクルガ 崩竜 ウカムルバス 眠鳥ヒプノック 溶岩竜ヴォルガノス 緑毛獣ババコンガ亜種 ダイミョウザザミ亜種 ショウグンギザミ亜種 砂獅子ドドブランゴ亜種 傷ついたイャンガルルガ 激昂したラージャン クイーンランゴスタ 浮岳龍ヤマツカミ ●余談 ●関連装備・クエスト項目装備 クエスト ◆モンスターハンターポータブル 2nd 燃やせ、狩魂!! ●概要 2007年2月22日発売。 パッケージにはティガレックスと骨刀【狼牙】を構えたマフモフ装備のハンターが描かれている。 PS2で発売された『モンスターハンター2(dos)』(MH2)をベースに、多数の改良点によってより遊びやすくなっている。 但し、MH2とは操作性も大きく変わっており、拠点も違うため完全新作といえる。 武器種もMH2で追加されたものを含めた全11種が登場しており、歪だった武器間のパワーバランスもテコ入れされた。 今でこそ当たり前になった「初期装備」が確立したのも本作で、マフモフ装備一式に全武器種の初期武器が用意されている。 MHP2発売当時のPSPには、日本でミリオンセラーになった作品は無く、それまで一番多かったのが(実質的な)前作に当たる『モンスターハンター ポータブル』(MHP)の約80万本だった。 今作はよりカジュアルな仕様・難易度となったことで中高生を中心に大ヒット。 後にMHWorldで叩き出した3日で全世界500万本という数字には到底及ばないものの、MHP2では発売から13日で100万本を達成し、当時としては驚異的な速さであった。 これによりシリーズ、同時にPSP日本市場史上初のミリオンセラーを記録する。PS2でも日本市場では鬼武者が初だったのである意味2度目の快挙 最終的には累計240万本のダブルミリオンを達成し、シリーズどころかハードをも牽引した作品となった。 PSPを持ち寄り仲間と狩りに行く、MHXXまでの携帯機シリーズのベースを確立させることとなった。 MHPの武器防具は引き継ぐことは出来ないが、MHPのデータがあれば武器防具のレア度に応じたチケット(全部で3種類)が手に入り、 また、武器のフルコンプリートとトレードオフになる「ココット村英雄伝」も引き継ぎで手に入る。 アイテムもレア度3までの物なら引き継げる。 鳴き袋(レア度4)を音爆弾(レア度2)にして引き継いだという人も多いのでは? 海外版は"Monster Hunter Freedom 2"というタイトルで半年遅れでUS/PAL圏で発売されている。 また本作は、今ではシリーズお馴染みの辻本良三プロデューサーのデビュー作でもある。 ●新要素 ・防具強化の一新 本作では装飾品スロットは生産時点では既に最大まで解放されており、防御力のみを「鎧玉」というアイテムを使って強化していくというシステムに変更。 そのため、防具の派生強化も廃止された。 後のシリーズも一部の違いはあるものの、基本的にはほぼ同じ仕様で続投されている。 ・BGロード エリア移動のロード時間を短縮するためにあらかじめエリア情報を読み込んでおく機能。 前作までのエリア移動時のロード時間の長さへの対策として実装され、多少は軽減することに成功した。 但し、バッテリーの消費が激しくなるという難点もあった(充電ケーブルを繋いだまま遊ぶことが推奨される)。 ・トレジャーハンター 厳密に言えば前々作からの復活だが、名前に「ズ」がなくなり1人プレイでも遊べるようになった。 剥ぎ取りや採取で手に入るクエスト専用アイテムのトレジャーを取得し、ポイントを稼いでいくクエスト。 出てくるモンスターはかなり弱く補正が掛かっており、通常の狩りとはひと味違う楽しみ方ができるクエスト。 制限時間が20分しかなく、一部のレアトレジャーは運搬アイテムなため考えて動かないと効率よくポイントを稼げない。 勲章の条件にもなっているためコンプにはプレイ必須。 ・新拠点「ポッケ村」 フラヒヤ山脈(フィールドの『雪山』)の近くにあるとされている小さな村。 一年を通じて雪が降り、小さいながらも需要の高い特産品も近辺で獲れるため周辺を訪れるハンターも多い。 ゲーム的には基本的な作り自体はココット村と大差はない。 ・農場 厳密に言えばトレジャーハンター同様前々作のMHPからの復活。 今作では「ポッケ農場」という大きめの農場がゲーム開始時から使用可能。 従来の機能に加え、新たにトレニャーが追加。彼にポッケポイントを払うことにより、派遣したフィールドに応じた素材を持って帰ってきてくれる。 中には「龍苔」「禍々しい布」等、トレニャー限定の素材も存在し、この仕様も最新作でも健在。 奥の洞窟は氷で閉ざされており、村5緊急クエストをクリアすることで解放。 かつて竜人族が使ってた巨大な黒い大剣が刺さっており、古龍骨を材料にして発掘が可能。 発掘した素材から「ブラックシリーズ」を生産でき、後にミラボレアス装備へ派生できる。 ・それ以外 MH2以前では20枠(10枠×2ページ)だったアイテムポーチの枠数が24枠(8枠×3ページ)に増加した。 ギルドカードの称号が単語を組み合わせて作成する方式になった。 ●登場モンスター 全71種のモンスターが登場。一部イベントクエスト限定のモンスターもいる。 太字は本作初登場のモンスター。 一覧 草食種 アプトノス ケルビ モス アプケロス ガウシカ ポポ 獣人種 アイルー メラルー チャチャブー キングチャチャブー 甲虫種 ランゴスタ カンタロス 大雷光虫 甲殻種 ヤオザミ 盾蟹 ダイミョウザザミ ガミザミ 鎌蟹 ショウグンギザミ 砦蟹 シェンガオレン 鳥竜種 ランポス ドスランポス ゲネポス ドスゲネポス イーオス ドスイーオス 怪鳥 イャンクック 青怪鳥 イャンクック亜種 毒怪鳥 ゲリョス 毒怪鳥 ゲリョス亜種 黒狼鳥 イャンガルルガ ギアノス ドスギアノス 飛竜種 火竜 リオレウス 蒼火竜 リオレウス亜種 銀火竜 リオレウス希少種 雌火竜 リオレイア 桜火竜 リオレイア亜種 金火竜 リオレイア希少種 岩竜 バサルモス 鎧竜 グラビモス 黒鎧竜 グラビモス亜種 フルフル フルフル亜種 一角竜 モノブロス 白一角竜 モノブロス亜種 角竜 ディアブロス 黒角竜 ディアブロス亜種 轟竜ティガレックス 覇竜アカムトルム 魚竜種 ガレオス 砂竜 ドスガレオス 水竜 ガノトトス 翠水竜 ガノトトス亜種 牙獣種 ブルファンゴ 大猪 ドスファンゴ コンガ 桃毛獣 ババコンガ ブランゴ 雪獅子 ドドブランゴ 金獅子 ラージャン 古龍種 + ネタバレ注意 キリン 老山龍 ラオシャンロン 岩山龍 ラオシャンロン亜種 鋼龍 クシャルダオラ 錆びたクシャルダオラ 霞龍 オオナズチ 炎妃龍 ナナ・テスカトリ 炎王龍 テオ・テスカトル 黒龍 ミラボレアス 紅龍 ミラボレアス(ミラバルカン) 祖龍 ミラボレアス(ミラルーツ) ●新規モンスター 全4種類。大型モンスターに絞れば全3種。 轟竜 ティガレックス MHP2の看板モンスター。OPでもハンターを追いかけ回している。 ブレスや属性と言ったものを使用せず、ダメージ判定のある咆哮や突進等の肉弾戦での戦闘を好む。 高い攻撃力と俊敏性に加えて攻撃モーション時には全身に当たり判定が発生するのと連続攻撃で常にハメ殺しのリスクがつきまとう。 さらに怒り時には攻撃力が50%も上昇するので、生半可な防御力では一撃でキャンプ送りもあり得る。 新米ハンターは序盤のクエストでこいつにトラウマを植え付けられる事になるが、遅延行動や搦め手を使わない直球勝負を仕掛けてくる事から上級者には好まれていた。 シリーズのモンスターの中でも高い人気を誇り、四足歩行と二足歩行をハイブリッドした通称「ティガ骨格」は、後に様々なモンスターに採用されるほど。 後にMHP3で亜種、MH4で希少種も登場。 覇竜 アカムトルム MHP2の集会所上位のラスボスモンスター。 翼を持たないのに飛竜?と思う人もいるかもしれないが、これは骨格が飛竜の始祖と酷似していることから分類されたため。 超範囲な上高いホーミング性能の突進や喰らえば即死のソニックブラストなどのラスボスらしい豪快な攻撃を持つ。 防具は高級耳栓と斬れ味+1がつく非常に優秀な性能と同時に某同人誌の兄貴愛用装備で有名であり、武器も弓はバランスブレイカーレベルの性能を誇る。 あまりに強すぎたのでMHP2Gでは溜めレベル没収という形で超弱体化した。 ムービーではグラビモスを一蹴していたがゲーム的には慣れれば意外と倒しやすく、素材の売値や武具の優秀さもあって大量に狩られることになった。誰が呼んだかアカム銀行 ギアノス/ドスギアノス 子分のギアノスはMHGの頃から「白ランポス」として登場していたが、今作から初めて名前がつけられた。 その親分となるドスギアノスは今作で初登場となり、初めて狩猟するボスモンスターでもある。 MHP2G以前のドス鳥竜種らしく、柔らか肉質と超怯み易い敏感体質なためはっきり言って全然強くない。 MH4で他のドス鳥竜種に先を越される中、MHXXで久々の復活。 ◆モンスターハンターポータブル 2nd G 狩友とG級へ! ●概要 2008年3月27日発売。 パッケージにはナルガクルガとアッパーブレイズを構えたレウス装備のハンターが描かれている。 ダブルミリオンを達成したMHP2に多数の追加要素を入れて発売された、MHP2の完全版。 MHP2から装備・アイテム・所持金・クエストクリア状況などをほぼ完全に引き継ぎ出来るほか、MHP2G内でアイテムと装備はレア度3以下限定、所持金は99,999zを上限としたサブデータ作成用の引き継ぎなんてものもあったりする。 看板モンスターのナルガクルガやオトモアイルー、大連続狩猟といった今ではお馴染みのモンスター・システムの初登場作品となった。 前作の大ヒットということもあり発売前からかなりの話題作となったが、前作が13日で達成したミリオンヒットを本作はわずか6日で達成した。 また、MHP2Gはその後のシリーズ展開上、携帯機向けの作品は2010年まで期間が開いており、その間にPSP the Best版(廉価版)も発売されているのだが、後に発売されたPSP the Best版も約11ヶ月で単体でミリオンセラーという、ある意味とんでもない記録を持っている。 その後、1年で300万本、最終売上は約416万本というPSPでは第2位、歴代ゲームの中では第22位(*1)という超大ヒット作となった。 PSPがモンハンによって完全に市民権を獲得することとなり、普段ゲームをやらない層にも遊ばれるほどの社会現象となった。 手軽さを追求した結果、多くの新規参入者を獲得し「どこでもモンハン」を社会に確立することに成功したのである。 「モンハン持ち」という独自のPSPの持ち方が開発されたり、冗談交じりにPSPを「モンハン専用機」と評する者も現れるほど。 シリーズ5周年を迎えるにあたり、モンハンというゲームが、本物の「モンスター」タイトルとなった作品と言える。 CMも芸能人が実際に遊ぶお馴染みのスタイルとなり、芸能界随一のモンハンプレイヤーである次長課長・井上聡も初登場した。 メディアへの露出時によく使われる「ひと狩りいこうぜ!」もこのCMで初登場した。 海外版は"Monster Hunter Freedom Unite"というタイトルでUS/PAL圏で発売されている。今度は1年ずれた。 後にiOS向けに移植された。 iPhoneでも不自由にならないように「ターゲットカメラ」が追加されるなど操作性は調整されている。 しかし、残念ながらiOS10の時代で更新が行われなくなり、iOS14.5以降ではアプリ自体も動作しなくなってしまったため、iOS版は購入できなくなってしまった。 現在ではPlayStation VitaでもDL版で遊ぶこともできる。 ●追加要素 ・G級クエスト MHP以来の上位より上の難易度のクエスト。名前も「Gクラス」から変更された。 体力や攻撃力は勿論、新しい攻撃モーションが追加されているモンスターもいるためこれまで以上の手ごたえがある狩りが楽しめる。 後のシリーズのG級およびマスターランクのクエストと比べても攻撃力の上昇補正が高く、怒り状態の攻撃1発で8割近く持っていかれるなんてこともザラ。 素材自体は現在の上位相当のものだったMHGやMHPと違い、素材も「厚鱗」「重殻」等専用のものに一新されることに。 また、村長クエストにも「村長上位」と呼ばれる難易度が追加。村長の隣にいるアイルー・ネコートさんから受注できる。 体力こそ集会所よりは少ないが、攻撃力も上位相当に強化されており、一部攻撃モーションはG級で追加されたものが使われるものも。 例外的に村最終クエスト「モンスターハンター」のみは、体力も攻撃力もG級相当に強化されている。 ・オトモアイルー 今ではお馴染みのオトモアイルーも本作からのシステム。 ネコ婆から雇ったアイルーを1匹だけクエストに連れていけるシステム。 実装黎明期だったこともあり「装備の概念が存在しない」「名前は雇った時点のものから変えられない」等の違いはあるが、基本的なシステムは既に完成していた。 特にぼっちソロ勢にとっては念願のタゲ分散や回復等のサポートをしてくれる存在だったため、ある意味では他の要素よりはるかに“変わった”部分と感じるかもしれない。 初登場ということもあり何度もピンチを救ってくれ、的確なサポートをこなすほど賢くなったり、 下手なハンターより火力を出したりする後々のオトモと比べればなんともいえないAIに強さだったものの、それでもこの“オトモ”システムは以降の作品にも多大な影響を与えることとなる。 攻撃タイミングをズラされようが爆弾でふっ飛ばされようがすぐやられて潜ってばかりだろうが、“愛嬌”と笑った時代。 同時に、改造によりとんでもない攻撃力を手に入れたオトモアイルー(通称・悪魔アイルー)の配布も問題に…。 ・新フィールド『樹海』 厳密に言えばMHFからの逆輸入。 メインモンスターであるナルガクルガをはじめ、ヒプノックやババコンガ亜種といった密林を生息地とするモンスターが多数出現する。 ・大連続狩猟クエスト 今ではお馴染みの複数頭のモンスターを連続で狩猟していくクエスト。 当時は剥ぎ取りや落とし物ではモンスター素材は入手できず、全て「回復薬グレート」「応急薬」「携帯食料」といった回復アイテムが手に入るようになっていた。 これはモンスター素材は一旦ギルドが預かって、代わりに各アイテムを支給しているという設定によるもの。 技術的な問題なのか、今作のみ一度に別種・別骨格のモンスターは出現しないようになっている(亜種や特殊個体は同時に出現する)。 ・メディアインストール機能 \キュッキュッキュッ♪ニャアッ!/ 前作のBG機能に加え、ゲームの一部データを直接メモリースティック内にDLしておく機能。 これにより前作以上のロード時間削減を実現させ、快適性も跳ね上がった。 数百MB相当のデータをDLするため完了までに多少時間が掛かること、 当時の記憶媒体の都合上他のソフトとの同居が難しくなるほど容量をドカ食いすることが難点。 (昔の)メモリースティックは安くない……安くないんだ……! 技術が進んだ今と昔で容量比の価格が違うのは当然だが、 16GBがメモリースティックDuoの最大容量だったこと、それ1つで新品ソフト2本買えるお値段なことを考えると、なかなか真剣な悩みであることはたしか。 しかも今作も含めDL版を利用するとなると当然ソフト丸々1本分の相当量を食う。 それでもなおプレイするなら必須と断言せざるをえないほど画期的で目に見えて快適になるのは間違いない。 次々回作のMHP3でも続投。 Vitaで遊ぶ際にもDLCを利用する場合は必須。 ・それ以外 フィールドにMHP以前の「ジャングル」「沼地」「砂漠岩地」がそれぞれ「旧密林」「旧沼地」「旧砂漠」として復活した。 雑貨屋や報酬の受取で入手したアイテムをアイテムボックスに直接入れられるようになった。 本来なら下位・上位止まりの武器を外見そのままでG級相応の性能に強化した「G武器」が登場(一発生産のみ 解説は全て同じ)風化した武器はGにしても微妙だが。似たコンセプトの強化システムはこれ以降も登場する。 ●新規・復活モンスター リストラはなく、MHP2のモンスターは全て登場している。 迅竜 ナルガクルガ MHP2Gの看板モンスター。飛竜種でティガレックスの骨格を持つ。 スタイリッシュな攻撃方法や良心的な判定、適度なスリルからシリーズ屈指の人気モンスターとなる。看板モンスなのに登場タイミングが非常に遅いのが悔やまれる 当時から飛びかかる射程がとんでもなく広く、後の作品に慣れていて「余裕で避けられるしw」とか言っていると見事にキャンプ送りにされる。 武器は無属性で攻撃力は控えめながら斬れ味と会心率に優れ、防具は忍者を思わせるスマートな装いで回避系のスキルポイントが多く付いている。 後に亜種・希少種も登場。 崩竜 ウカムルバス 本作の集会所最終クエストに登場するラスボスモンスター。アカムトルム同様この成りで飛竜種。 アカムに匹敵する体躯を持ち、攻撃方法も潜行して突進や直撃すれば即死で氷をまき散らす氷ブレスなど非常に豪快で火力も高い。 装備も武器・防具ともに悪い意味で印象に残る見た目をしており、ハンターに大きなインパクトを与えた。 眠鳥 ヒプノック G級昇格への門番ともなっている鳥竜種のモンスター。別名通り眠り効果のあるブレスを使う。 ヴォルガノスと並ぶMHFからの逆輸入モンスターで、その後エスピナスがMHR Sで登場するまでは、メインシリーズに登場できたMHFのモンスターは彼らしかいなかった。 だが、ヴォルガノスと違いメインシリーズに登場できたのは本作限り。 溶岩竜 ヴォルガノス G級でのみ登場する魚竜種のモンスター。別名通り溶岩の中を泳ぎまわる。 攻撃モーションがどれも高い攻撃力・威力を持つのに大抵エリア2と10の境目でハメ殺される火力の高いモンスター。 ヒプノックと違い、メインシリーズではMHXやMHWorldでも登場機会を持っている。 緑毛獣 ババコンガ亜種 緑色の体毛を持つババコンガ。 高火力で範囲の広いオナラや3WAY方向へウンコを投げたりと通常種以上の攻撃範囲を持つ。 後にMH4Gでも登場。 ダイミョウザザミ亜種 紫色の体色にディアブロスの頭骨をヤドにしている。 通常種より高い追尾性能のバックジャンプ攻撃や射程の伸びた泡ブレスを使い、怒り状態の移動速度も1.4倍と通常種を大幅に上回る。 ヤドにディアブロスの魂が宿っているのか、通常種よりも攻撃的で残り体力が少なくなると怒りやすくなる。 また弱点属性も変更されており、ディアブロスが苦手とする氷属性に弱い。 MHP2G時点では甲殻種の亜種2匹は別名を持っておらず、ダイミョウザザミ亜種の場合は「盾蟹の紫殻」など素材名に色が付く程度だった。 後にMH4Gでも登場。 ショウグンギザミ亜種 朱色の体色にグラビモス亜種の頭骨をヤドにしている。亜種はヤドが固定されている。 最大の特徴は水ブレス、もといおしっこを地上でも使用するようになり、バリエーションも通常種より豊富。 肉質も本体とヤドで大きく異なっており、本体には雷属性が一番効くが、ヤドには水属性が効く。 上記2体と違い、メインシリーズの登場作は今のところMHP2Gのみ。ストーリーズでもいない。 砂獅子 ドドブランゴ亜種 焦げ茶色の体毛を持ち、通常種とは真逆の砂漠地帯に生息する。 通常種とは生息地や使用属性が180度異なる、後の亜種モンスターの立ち位置を定義づけたモンスター。 3WAY岩飛ばしや確定気絶の砂塵ブレス、ノーモーション突進など通常種よりパワフルな攻撃を多用する。 ただ、通常種と違い本体部下のブランゴを召喚しないため、人によっては通常種より楽と評する者も。 作成できる武器には優秀なものが多く、特に太刀やハンマーは無属性最高峰の性能を誇る。 ギザミ亜種同様、登場作は今のところMHP2Gのみ。 傷ついたイャンガルルガ イャンガルルガの特殊個体。 厳密に言えば今までの傷有り個体が特殊個体扱いとして上記の名前が付き、MHP2Gで傷無し個体が初登場となった格好。 攻撃モーションは変わらないが肉質が少し固くなり、傷なしでは出にくい「黒狼鳥の銀狼毛」が出やすくなっている。また傷なし個体と比べて怒りやすい。 傷有り個体は後にMHWorldの超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』でも登場しているが、MHP2G当時は表面上は区別出来なかった。 激昂したラージャン 何らかの理由で尻尾が切れて怒りのリミッターが外れた、ラージャンの特殊個体。 こいつらの様な所謂「古龍級生物の特殊個体」の先駆けとなった存在。 今作では攻撃モーションこそ通常個体と変わらないが、攻撃力は跳ね上がっているためガンナーだと一発で落ちることも多々ある。 G級訓練のガンランスで狩猟するクエストは訓練所最大の難関と言われているとか。 クイーンランゴスタ 文字通りランゴスタの女王。フィールドのランゴスタを一定数狩ると密林のエリアに出現する。 見た目はまんまでかいランゴスタで、腹がブクブクに膨らんでてなかなかキモい。 攻撃はノーモーション突進や腐食ブレスとそこそこ多彩なものの、超柔らか肉質な上閃光玉に非常に弱いためそこまで強くない。 どういうわけか武器は氷属性。 ちなみに馬鹿でかい普通のランゴスタが出るイベントクエストはMHP2時代から存在し、そちらでもクイーン固有素材の「女王虫の尻尾」が入手できる。 浮岳龍 ヤマツカミ MHP2ではオミットされていたが、MHP2Gで復活となった。 MH2と違い塔でのみ登場し、BCから登っていっての戦闘となる。 古龍とは言いつつタコのような見た目が特徴で、爆発する大雷光虫吐き出しや即死のダイソン攻撃が特徴。 捕食した生物の死骸から発するガスを体内に溜めて浮遊しており、体表面には苔がびっしりと生え、龍木という木さえ生えている。 いかにも火属性が効きそうな感じだが、実際に有効なのは氷と龍。 MH3以降のメインシリーズでは登場していない。 ●余談 MHP2/MHP2Gともにオンラインでのマルチプレイは実装されておらず、かつてはオンラインをする場合は外部ツールである「Xlink kai」が必要だった。使用に「PCでの登録」が必須であるなど、当時の学生には敷居が高かった。 しかし、MHP2G発売からしばらくして、PlayStation3(PS3)のサービス「アドホック・パーティー」のβ版が開始されたが、このサービスの対応作品第1号としてMHP2Gが選ばれた。 「アドホック・パーティー」はPSPのローカル通信をトンネリングして離れた場所のPSPとのオンライン通信を実現するためのサービスであり、協力プレイで人気が伸びたMHP2Gに正にピッタリのサービスであったが、有線環境で利用しているPS3を用意する必要があり、敷居の高さは下がっても十分に下がったとは言えなかった。 気軽なオンラインマルチプレイは5年後のMH4まで待つこととなる。 MHP2/MHP2Gに限った話ではないが、メインシリーズは「一人で挑むと厳しいかもしれないが、仲間と協力して挑むことで楽になることを実感できる」をコンセプトとして開発されている。 実際に2作とも集会所は「一人でやると手ごたえがあり、複数人でやると下手でもクリアできる」難易度となっており、複数人プレイの敷居が下がったことからコンセプトが実現しやすくなったといえる。 但しこれはこれで「一人だと面倒すぎる」「複数人だと簡単すぎる」という問題も生まれ、開発側も調整に苦慮していることが窺える。(*2) MH3以降の作品と違い、専用の狩猟システムやサポートが存在しない。 悪く言えば時代遅れで不親切だが、良く言えば専用の操作を覚える必要がないためシンプルで取っつきやすい作品でもある。 かつてPSPで遊んでいたベテランハンターも、ポータブルシリーズを遊んだことのない新米ハンターも是非やってみてはいかがだろうか。 今から遊ぶのであれば、PSPの他にPSVitaでプレイするのもおすすめ。 DL版を500円と安価で購入でき、右スティックを自由に操作の振り分けができるため現代モンハンのような操作感で遊べる。 MHP2GはMETAL GEAR SOLID PEACE WALKERとコラボしており、アイルー、ランポス、リオレウス、ティガレックスがメタルギア世界に出張している。 トレジャークエストのトレニャーが、どこをどう通ってきたのかポッケ村からメタルギア世界の中米コスタリカにまで流れ着いてしまい、そこで伝説の傭兵「スネーク」と出会い「怪物が住む島(イスラ・デル・モンストルオ)」の話をする。 興味を持ったスネークは「狩猟クエスト」としてトレニャーに導かれ島に上陸する…という流れ。 あちらのゲームの仕様上、銃火器で空中の敵にも攻撃できるので、ワールドツアーを始めたリオレウスをマシンガンや誘導ミサイルで撃墜するなんて事も可能。 そしてモンハンシリーズではお約束の肉焼きセットもマップ内にあり、肉ではなくレーションを焼ける。大塚明夫ボイスによる野太い「上手に焼けました!」は必聴。 ●関連装備・クエスト項目 装備 覇弓レラカムトルム 角王剣アーティラート 老山龍砲・極 阿武祖龍弩 エロ装備(MHP2G) クエスト 地獄から来た兄弟 武神闘宴 双獅激天 マガジン 暴虐の轟竜 二色の双角・闘技場 \\\\ひと追記・修正いこうぜ!//// △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 携帯ゲームの売り上げランキングがDS一色だった中、これがトップだったのがなんか印象に残ってる -- 名無しさん (2022-11-13 03 45 14) 未だにモンハンと言ったらコレってくらい遊んでた。放課後は毎日全員でモンハンだった -- 名無しさん (2022-11-13 08 20 26) 大剣の溜め斬り(最大)を跳びかかるランポスに当てるとなぜか消滅した -- 名無しさん (2022-11-13 08 21 58) 改造全盛期だったなほんと 悪魔アイルーに改クエに -- 名無しさん (2022-11-13 08 54 49) この作品の面白さの9割5分は「PSP持ち寄って友だちと遊んでたこと」であって、ゲームそのものは正直シリーズの中でも微妙な印象。よく「お前らがリメイク作品に求めてるのはブラッシュアップじゃなくて『リメイク元を遊んでたころの自分』だろ」って批判が出るけど、MHP2G引き合いに出してライズ叩いてる人を見てはじめてこの批判が的を得ていると思った -- 名無しさん (2022-11-13 09 38 51) 建て乙。この項目名、「モンスターハンターポータブルシリーズ」に改変したほうがいいかなと思う。項目名も短くなるし。 -- 名無しさん (2022-11-13 10 08 28) ↑↑ガタガタ言われるのも足引っ張られるのも嫌だから「モンハンなんか興味ねえよ」みたいなツラして全クエソロした俺みたいな悲しい奴もいるんですよ! -- 名無しさん (2022-11-13 10 38 14) ↑自分も長いなとは思ってそれも考えたんだけど、それだとプレイしたこと無いMHPや作成途中のMHP3も含んじゃうんで躊躇ったんですよね。MHPの内容が抜けてもいいなら変更依頼掛けときます -- 名無しさん (2022-11-13 10 42 12) 初代は独立した別記事として解説し、シリーズ全体の大まかな内容は本記事で解説ってのがいいかな?シリーズ全体がどのような影響を他シリーズに及ぼしたのかとか書いたら面白そうかもね。あくまでも案なのでそこは建て主が決めてくださいまし。 -- 名無しさん (2022-11-13 10 48 34) お守り無いから動画で見た強い装備を自分も使おうって使えるのが良かったなあ。 -- 名無しさん (2022-11-13 13 44 37) 自分はこのままでいいと思います。Pシリーズでもそれぞれ毛色違うし。少しずつだけどかりピーの地位が上がってきた作品 -- 名無しさん (2022-11-13 14 41 08) おっとクイーンランゴスタはMHP2ndGからの登場であってMHP2ndからじゃないぞ! -- 名無しさん (2022-11-13 15 33 25) 任天堂至上主義だった自分の考えが改まる人生におけるターニングポイント。メーカーに限らず面白いゲームは面白いんだと気づかされた。(とはいっても任天堂嫌いになったわけじゃないよ。3Gの雰囲気大好きだし) -- 名無しさん (2022-11-13 16 29 20) モンハンシリーズの出世作でMHP3共々PSPの救世主かも…こいつのせいでPSP広まった感ある -- 名無しさん (2022-11-13 17 27 11) あんまり大きな声では言えないけど、今やるならソフトとか自分で用意するならエミュも良いかも。60fpsのFHDで遊べるし…あとPSPもPSVもそろそろ寿命がね… -- 名無しさん (2022-11-13 17 35 45) 項目名、長いから「〜2nd/2ndG」でいいと思う -- 名無しさん (2022-11-13 17 58 55) まぁ思い出補正は間違いないわ -- 名無しさん (2022-11-13 19 58 01) ザザミ亜種と傷ガルルガは色を弄った方が良いんじゃないかと -- 名無しさん (2022-11-13 20 57 09) 「MHP2Gを通じて仲良くなるきっかけになった」という意味でコミュニケーションツールになってたな。後発の家庭機作品だとオンラインプレイで遠くの人とも遊べるけど、PSPだとアドホック通信機能しか無かったから狩りオフ会なんかも盛んに行われてた -- 名無しさん (2022-11-13 21 46 42) 今でもポッケ村と集会所のBGMが鮮明に脳内で再生できる、音源を実際に聞いたら涙が出る、あの頃に帰りてぇなぁ -- 名無しさん (2022-11-14 02 36 45) 懐かしいなぁ、今や15年近く前で当時中~高校生だったが最高の時代にプレイできてた -- 名無しさん (2022-11-14 11 50 16) 今みたいにWi-Fiがどこにでもあって気軽にオンラインプレイできる環境じゃなかったからねえ -- 名無しさん (2022-11-15 12 31 04) 思い出補正だけど、みんなで持ち寄って遊ぶのが楽しかった。DSでは持ち寄りとオンラインの両方で、時間を気にせずに行けるようになったけど、みんなが近くにいる方が楽しく過ごせた。 -- 名無しさん (2022-11-16 01 58 08) 無かったのかこの項目。モンハン大躍進のきっかけになった不朽の名作よ。 -- 名無しさん (2022-11-16 12 51 32) スマホ版をまた復活させてほしいわ -- 名無しさん (2022-11-16 17 05 24) ソロでプレイするにも十分なボリュームだった -- 名無しさん (2023-01-23 17 10 36) 名前 コメント
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モンスターハンターポータブル 3rd part59-233~236,315~318 part61-471~475 233 :モンスターハンターポータブル3rd:2011/11/14(月) 21 33 56.34 ID V2kh9+fRO ※はじめに ・基本的には、本作メインモンスターであるジンオウガ及び 集会所クエスト終盤に出現するとあるモンスターと関連したストーリーの記述です。 ・主にゲーム中のムービー、登場人物のセリフ及びゲーム内で読める情報誌のテキストを 参照して書いていますが、筆者の主観が多分に混じっていると思われます。 特に主人公にはキャラクター性が一切ないため、主人公の思考として書かれている箇所は ほぼ筆者の思考であることを念頭に置いてくだされば幸いです。 234 :モンスターハンターポータブル3rd:2011/11/14(月) 21 45 46.56 ID V2kh9+fRO 猫に似た種族・アイルーが手綱を取る荷車に乗って温泉郷ユクモ村に向かう主人公。 俄かに降り出した大雨に空を見上げると、禍々しい嵐雲の中に何かの影が… とその時、突如として目の前に巨大な獣が立ちふさがり、荷車は荷物をぶちまけながら横転―― したかと思いきや持ちこたえてその場から遁走、荷車から放り出された主人公は獣の足元に。 獣は主人公を無視しているのか気付いていないのか、襲いかかってきそうな気配はない。 が、主人公の目の前では鋭い鉤爪のついた強靭な肢が地面を踏みしめ、 しなるように動く尻尾が青く光ってビリビリいったりしている。恐い。 咄嗟に自分のいる崖の下を見下ろすと、もの凄い勢いで爆走する荷車が。 主人公、荷車へと決死のダイブ。見事着地を決め、遠ざかってゆく獣に視線を移すと、 その狼にも似た獣は全身から雷光のような青い光を発し、 嵐雲たなびく虚空に向かい咆哮を上げていた―― * 無事ユクモ村に辿り着き、村の象徴である温泉で疲れを癒していると、 温泉で働くアイルーが「村長が呼んでいる」と言ってきた。 温泉のある建物(ハンターズギルドもこの中)を出て階段を降りると、 麓の縁台に花魁のような装束の若い女性が座っている。 彼女がユクモ村の村長で、主人公にハンターとしてこの村を守ってほしいのだという。 これまでは村を訪れたハンターに臨時でモンスター退治を依頼してきたらしいが、 最近になりそれだけでは対応しきれない事態が発生したため、 村専属のハンターとして主人公を呼び寄せたとのことだった。 主人公は、都合良く縁台のすぐ近くにある家(温泉やギルドと直通している。 よく考えると迷惑ではないか)やら、様々な素材を採取できる小さな農場やら、 装備やオトモアイルー(ハンターの狩りのサポートをする猫、もといアイルー)を 用意するための支度金やらを貰い、ハンターとしての生活を始めることになった。 (余談だが、一人用クエスト、いわゆる村クエの受付役であるこの女村長は、 ゲーム内ではいつも件の縁台に腰かけて主人公を待っている) 235 :モンスターハンターポータブル3rd:2011/11/14(月) 21 51 51.18 ID V2kh9+fRO * 村長は赴任してきたばかりの主人公の実力を量ろうとしているらしく、 最初は簡単なクエストしか紹介してこず、いまユクモ村を襲っている “物騒な事態”についても何も話してはくれない。 しかし実は主人公が村に到着したとき、主人公の家の前に何故か居る手練れらしき女性ハンターが 《ジンオウガ》という名前を教えてくれていた。 ジンオウガとは現在ユクモ村の村人や湯治客を襲って村を騒がせているモンスターであり、 ベテランのハンターですら歯の立たない比類なき強さから《無双の狩人》の異名で呼ばれ 畏怖されているという。 ユクモ村に来る途中の主人公が遭遇したのもそのジンオウガだった。 先輩女性ハンターは、ジンオウガに襲われて無事だった主人公 (実際のその場面を見ると、どうにも襲われたとは言いがたいのだが)を 『運の良い奴』だと言う。 「それとも、それだけの秘めたる力がキミの中にあったということかな?」 * ユクモ村にほど近い、風光明媚な山河地帯(以下《渓流》と呼称)でクエストに勤しむ主人公。 あるとき『渓流にロイヤルハニーを採りに行ったら何者かの接近を感じたので逃げてきてしまった、 代わりにロイヤルハニーを集めに行ってほしい』という依頼が来る。 (ちなみにゲーム内では最初から受けられるクエスト) 一見何ということもない依頼なのだが、『ひょっとするとその何者かというのは、 いま村を騒がせているジンオウガなのでは?』と感じた主人公はwktkしながら…もとい、 緊張しながら夜の渓流へと赴く。そして、森の中で“何者か”と対面することに。 236 :モンスターハンターポータブル3rd:2011/11/14(月) 21 59 34.36 ID V2kh9+fRO 木にぶら下がる立派なハチの巣に向かいのそのそと歩く、青い毛を生やしたずんぐりと丸っこい体躯。 ハチの巣に飛びつき、前脚を腕のように器用に使ってハチミツを採り、 地べたに尻をつけて無防備に座り込みハチミツをむさぼり食うその姿は―― 『ジンオウガじゃねーのかよ!』 …あのとき見たジンオウガとは似ても似つかぬ熊のようなモンスターだった。 っていうかどう見てもプーさ○です。本当にありがとうございました そういえば、遠くココット村(初代モンスターハンター、モンスターハンターG及び モンスターハンターポータブルの舞台)から湯治に来たという女性が、温泉に来る途中で 故郷では見かけない毛むくじゃらなモンスターに遭ったと言っていた。 そいつの名前は《アオアシラ》というらしい。このプ○さんがアオアシラなのだろうか? とにかくも依頼達成のためにはハチの巣からロイヤルハニーを採取しなくてはならない。 ○゜ーさんはメシ食ってるだけなので、こちらは一時撤退して 居なくなるまで放っといてから回収するもよし、 プー○んの無防備なケツに攻撃をブチ込み撃退してから回収するもよしである。 * そんなこんなでクエストを終えて村長に会いにいくと、お願いがあると唐突に言われる。 「アオアシラはご存じかしら?」 …やはり、あのハチミツクマさんがアオアシラなのだそうだ。 アオアシラは近隣ではよく知られているモンスターなのだが、最近になって人里のごく近くに 出没することが多くなり村でも困っている、それを退治してもらいたい、という。 かくしてアオアシラ退治のため再び渓流に向かう主人公。 (※先ほどのクエストの目的はあくまでロイヤルハニーであり、アオアシラを倒す必要はない。 しかしアオアシラは最初に戦うことになる大型モンスターとしては歴代シリーズ中最も弱く、 シリーズ経験者ならまったくの初見でも大抵は倒してしまう。その場合、今回の村長の依頼に 「もう倒したじゃねーか」とぼやきながらクエストに向かう羽目になる) 今度は河原で魚ハンティングに精を出しているアオアシラ。 (どうでもいいことだが魚を食べるときは普通に四つん這いでがっついている。 やはりハチミツ捕食の際の座り込みポーズは狙っているとしかry アオアシラを仕留め、村長に報告すると彼女は主人公の力量を認めたらしく、 より難易度の高い新たな依頼や狩り場を紹介してくれた。 315 :モンスターハンターポータブル3rd:2011/12/02(金) 00 56 16.77 ID YTp8CV5BO * 新しく提示されたクエストの中に、 『森の奥に住む大猪がやたらと気が立って家のタケノコ畑をあらしに来た、退治してくれないか』 という依頼が。 人里に下りてきたクマ退治にイノシシ退治と、なにやらリアルの害獣駆除じみてきているが、 『森の様子もおかしいし』という依頼者の一言が妙にひっかかる。 ともかく渓流に行ってみると、湿原地帯でキノコを食べる野生の猪ブルファンゴの群れ… を蹴散らしてキノコを食いだす一際大きな猪の姿が。 モンスターについての書物によると、そいつはブルファンゴのリーダーでドスファンゴと呼ばれている。 取り巻き含め突進しか能がないので(もっともその突進がかなり厄介だったりする) 一体何をもってリーダーとされているかは謎だが… それはさておき、子分も交えての突進に苦しめられつつもドスファンゴを倒し、村に帰ろうとした矢先に異様な気配が。 “森の様子がおかしい” 依頼文の一節を思い返し、主人公は月の光に照らされる森へと踏み込む。そして… 森を単身歩き回る、見覚えのある影。 巨躯を支える逞しい四肢、内側から青い光が透けるように洩れ出るしなやかで強靭な尻尾。 エメラルドグリーンの鱗、黄土色の甲殻と角をもち、まばらに生えた毛は白く、碧玉のような眼をしている。 森を自分の庭のごとく闊歩する、狼にも似た獣の咆哮が、月夜の静寂を引き裂いた―― ついに全貌を現したジンオウガ。 ドスファンゴが森の外で餌を求めたり、時には人家を荒らすといった異変は、 その縄張りをジンオウガが侵していることに起因するようだ。 主人公は無謀と知りつつジンオウガに挑むが、巨体に似合わぬ俊敏さ、且つその巨体や強靭な四肢を活かした攻撃に苦しめられる。 戦いのさなか、ジンオウガは時おり標的を無視して発光しながら何かを呼び寄せるように吼え、 その度に周囲に青白く輝く丸い光が浮かんだり、身体に小さな稲妻を纏いはじめる。 そして何度目かに一際大きく吼えた瞬間、ジンオウガの全身からこれまでにない輝きの雷光が迸り―― 316 :モンスターハンターポータブル3rd:2011/12/02(金) 01 00 35.67 ID YTp8CV5BO (最初に言っておくと、このジンオウガとの戦いの行方についてはプレイヤー次第である。 もっとも、いかなる顛末を迎えたとしても、その後の展開が変わるわけではないのだが) 主人公は、ジンオウガの圧倒的な戦闘力の前に撤退せざるを得なかった。 あの強烈な雷光をまとったジンオウガは、それ以前にも増して激しい連撃や、雷を操る能力をもって攻め立ててきた。 いまの主人公は《無双の狩人》ジンオウガに対し、あまりにも無力だった。 * ほうほうの体で逃げ帰った主人公から話を聞き、村長の口からついに《雷狼竜》ジンオウガの名前が出る。 ジンオウガはもともと渓流一帯で見掛けられることはあったものの、 人里に近づくことはめったになく、よって人間に被害を及ぼすこともほとんどなかったが、 最近頻繁に渓流に現れるようになってきた。 そもそもアオアシラが以前より多く村近辺に出没するようになったのも、 ジンオウガに住処を逐われたからではないか、との推測も為されているという。 「貴方をお呼びしたのは、他でもありません。この雷狼竜ジンオウガを退治していただきたいの」 いきなりの無茶振りだが、村長もすぐ行けとは言わない。 主人公が力をつけ装備を調えた頃合いを見てから改めて依頼するということだった。 317 :モンスターハンターポータブル3rd:2011/12/02(金) 01 04 44.73 ID YTp8CV5BO * ジンオウガを倒す――仮初めとはいえ村長から大きな依頼を受けることになった主人公だが、 村を守るハンターの仕事はそれだけではない。 渓流の自然豊かな環境は、モンスター達にとっても居心地のいいものであるらしく、 元来渓流の生き物ではなさそうなモンスターがしばしば目撃される。 声マネで大型モンスターを呼び寄せてしまう黄緑色のペリカン、もといクルペッコ、 陸の女王と称される(そのくせ低空飛行しまくる)緑色の雌火竜リオレイア… (リオレイア初登場のムービーでは、渓流の洞窟内にある竜の卵を食べようとした小型犬… にしか見えない小型肉食竜ジャギィを彼女が追っ払う様子が見られる。 やはり渓流に巣を作ってしまっているようだ) 村人や湯治客の安全のため、村長の依頼でそれらのモンスターも狩っていく主人公。 そうしてクエストを終えて村に帰ってくると、村の出入り口のあたりでいつも一人の青年の姿を見かける。 彼はユクモ村の温泉宿の息子だというが、どうも家業を継ぎたくないらしく 『ユクモ村の平和を守る』などと言って常に門の前で座りっぱなしになっている。要はニートである。 しかも“ユクモの鬼門番”などという若干イタい自称まで持っている始末。 果たしてこいつの将来は大丈夫なのだろうか? 318 :ゲーム好き名無しさん:2011/12/02(金) 01 07 18.69 ID YTp8CV5BO 今回はここまで。 471 :ゲーム好き名無しさん:2012/04/27(金) 20 45 30.94 ID xKwDt4dX0 今から、まとめにある続きをこちらに書きます 以前の人とは別の人ですので、文章の雰囲気が異なりますのでご了承ください 472 :モンスターハンターポータブル3rd:2012/04/27(金) 20 47 16.78 ID xKwDt4dX0 数々の狩猟や採取をこなしていき、村にきた当初よりも装備も持ち物も充実した。 スキルも経験も十分に積んだ主人公の元に、「村近くの渓流にジンオウガが出現した」との 一報がもたらされる。 元々ジンオウガは人里近くまで降りてくることは無かったという。 しかし近年では出没が相次いだため、ユクモ村にくる温泉客が激減してしまった。 このままでは村に被害を出しかねないと判断した村長は、改めて主人公に 「ジンオウガの狩猟」を依頼する。 夜の渓流に赴いた主人公は、王者ジンオウガと相対する。 青銅色の巨体に見合わぬ素早い身のこなしから繰り出される剛力と、 自身の中から生み出した雷を纏うこの王者を、主人公は成長した証として狩猟する事に成功する。 (ジンオウガの狩猟終了後、ここで一応のエンディングを迎えます) 473 :モンスターハンターポータブル3rd:2012/04/27(金) 20 49 03.84 ID xKwDt4dX0 ジンオウガの狩猟が終わっても、村専属のハンターである主人公のハンター生活は終わりではない。 村長から以外にも、集会所と呼ばれる場所にも依頼は舞い込んでいる。集会所の依頼をこなす主人公に、 村でよく見かける熟練ハンターが気になる話をしてきた。 渓流のあちこちに、昔の住居の残骸や瓦礫があるのだが、それについて調べたという。 「文献を調べてみると、嵐のまっただ中にモンスターの鳴き声を聞いたという記述がある。 仕事柄、私は嵐の正体をモンスターではないかと思ってしまう」(要約) しかしこの熟練ハンターの話を、聞き流せない事態へと発展していくとは思いもしなかった。 ある日。自称鬼門番を勤める青年の父親が、自身が経営する温泉の質を良くしようと山へ入り、 謎の嵐に巻き込まれて大けがを負ってしまったと青年から聞く。 場合によっては父の家業を次がなければならないと悩む青年。そんな彼を尻目に、 謎の嵐の目撃情報やその調査に向かった調査員が行方不明になってしまう出来事が相次いだ。 主人公が依頼を遂行していく間にもその調査が進められ、嵐の正体が一体のモンスターである事が判明する。 それは『アマツマガツチ』と呼ばれ、自身の周囲に嵐を発生させる力を持つという。まさに生きた嵐だ。 渓流にあった村を破壊した嵐は、このアマツマガツチによるものではないのか。 主人公が渓流で狩猟したジンオウガは、このモンスターから逃げようとしてユクモ村近辺に現れたらしい。 災禍とも比喩されるそのモンスターの進路は、最悪な事にユクモ村に向かっている。 474 :モンスターハンターポータブル3rd:2012/04/27(金) 20 52 14.91 ID xKwDt4dX0 未曾有の危機を前にユクモ村の住民は、人間が持つ可能性を信じ、 村の守護者と認められた主人公にアマツマガツチ討伐の希望を託す。 渓流の最奥にある山の頂、霊峰。その地に赴いた主人公の前に、黒くしなやかな巨体をくねらせ、 赤みを帯びた白く美しい皮膜をなびかせ宙を舞い進む災禍の化身が姿を現した。 アマツマガツチが鋭い咆哮を合図に、嵐に包まれた霊峰の地での災禍と守護者の戦いが始まる。 嵐を発生させ、刃物のごとき威力を持つ水のブレスを吹く相手に、主人公は自身の得物と 行方不明になった調査員が残したらしい兵器を十分に活用し、ついにアマツマカヅチの討伐に成功する。 アマツマガツチが地に墜ちたと同時に、嵐によって荒れていた空は青く澄み虹がかかる。 アマツマガツチ討伐後、住民は皆主人公を讃える。 住民たちは主人公の帰還を信じて、避難勧告を出されても ギリギリまで村に留まってたのだと後で知る。 行方不明者も無事発見されたとの連絡も入り、一件落着となった。 あの鬼門番の青年はというと、父親は無事に営業を再開したらしい。 今回の出来事から自分の将来を考え、門番を辞めて別の仕事をするのだという。 …村の入り口に座り、客を案内をするという仕事に。 (とりあえずストーリーとしてはこれで終わりです) 475 :モンスターハンターポータブル3rd:2012/04/27(金) 20 55 29.28 ID xKwDt4dX0 アマツマガツチ討伐成功後にも、条件を満たせば3匹ほど討伐依頼が追加されますが、 そちらはストーリーとは関係ありません 以前に書かれた人の内容を代筆した形ではありますが、以上でmhp3は終了です
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モンスターハンターポータブル 3rd part59-233~236,315~318 part61-471~475 233 :モンスターハンターポータブル3rd:2011/11/14(月) 21 33 56.34 ID V2kh9+fRO ※はじめに ・基本的には、本作メインモンスターであるジンオウガ及び 集会所クエスト終盤に出現するとあるモンスターと関連したストーリーの記述です。 ・主にゲーム中のムービー、登場人物のセリフ及びゲーム内で読める情報誌のテキストを 参照して書いていますが、筆者の主観が多分に混じっていると思われます。 特に主人公にはキャラクター性が一切ないため、主人公の思考として書かれている箇所は ほぼ筆者の思考であることを念頭に置いてくだされば幸いです。 234 :モンスターハンターポータブル3rd:2011/11/14(月) 21 45 46.56 ID V2kh9+fRO 猫に似た種族・アイルーが手綱を取る荷車に乗って温泉郷ユクモ村に向かう主人公。 俄かに降り出した大雨に空を見上げると、禍々しい嵐雲の中に何かの影が… とその時、突如として目の前に巨大な獣が立ちふさがり、荷車は荷物をぶちまけながら横転―― したかと思いきや持ちこたえてその場から遁走、荷車から放り出された主人公は獣の足元に。 獣は主人公を無視しているのか気付いていないのか、襲いかかってきそうな気配はない。 が、主人公の目の前では鋭い鉤爪のついた強靭な肢が地面を踏みしめ、 しなるように動く尻尾が青く光ってビリビリいったりしている。恐い。 咄嗟に自分のいる崖の下を見下ろすと、もの凄い勢いで爆走する荷車が。 主人公、荷車へと決死のダイブ。見事着地を決め、遠ざかってゆく獣に視線を移すと、 その狼にも似た獣は全身から雷光のような青い光を発し、 嵐雲たなびく虚空に向かい咆哮を上げていた―― * 無事ユクモ村に辿り着き、村の象徴である温泉で疲れを癒していると、 温泉で働くアイルーが「村長が呼んでいる」と言ってきた。 温泉のある建物(ハンターズギルドもこの中)を出て階段を降りると、 麓の縁台に花魁のような装束の若い女性が座っている。 彼女がユクモ村の村長で、主人公にハンターとしてこの村を守ってほしいのだという。 これまでは村を訪れたハンターに臨時でモンスター退治を依頼してきたらしいが、 最近になりそれだけでは対応しきれない事態が発生したため、 村専属のハンターとして主人公を呼び寄せたとのことだった。 主人公は、都合良く縁台のすぐ近くにある家(温泉やギルドと直通している。 よく考えると迷惑ではないか)やら、様々な素材を採取できる小さな農場やら、 装備やオトモアイルー(ハンターの狩りのサポートをする猫、もといアイルー)を 用意するための支度金やらを貰い、ハンターとしての生活を始めることになった。 (余談だが、一人用クエスト、いわゆる村クエの受付役であるこの女村長は、 ゲーム内ではいつも件の縁台に腰かけて主人公を待っている) 235 :モンスターハンターポータブル3rd:2011/11/14(月) 21 51 51.18 ID V2kh9+fRO * 村長は赴任してきたばかりの主人公の実力を量ろうとしているらしく、 最初は簡単なクエストしか紹介してこず、いまユクモ村を襲っている “物騒な事態”についても何も話してはくれない。 しかし実は主人公が村に到着したとき、主人公の家の前に何故か居る手練れらしき女性ハンターが 《ジンオウガ》という名前を教えてくれていた。 ジンオウガとは現在ユクモ村の村人や湯治客を襲って村を騒がせているモンスターであり、 ベテランのハンターですら歯の立たない比類なき強さから《無双の狩人》の異名で呼ばれ 畏怖されているという。 ユクモ村に来る途中の主人公が遭遇したのもそのジンオウガだった。 先輩女性ハンターは、ジンオウガに襲われて無事だった主人公 (実際のその場面を見ると、どうにも襲われたとは言いがたいのだが)を 『運の良い奴』だと言う。 「それとも、それだけの秘めたる力がキミの中にあったということかな?」 * ユクモ村にほど近い、風光明媚な山河地帯(以下《渓流》と呼称)でクエストに勤しむ主人公。 あるとき『渓流にロイヤルハニーを採りに行ったら何者かの接近を感じたので逃げてきてしまった、 代わりにロイヤルハニーを集めに行ってほしい』という依頼が来る。 (ちなみにゲーム内では最初から受けられるクエスト) 一見何ということもない依頼なのだが、『ひょっとするとその何者かというのは、 いま村を騒がせているジンオウガなのでは?』と感じた主人公はwktkしながら…もとい、 緊張しながら夜の渓流へと赴く。そして、森の中で“何者か”と対面することに。 236 :モンスターハンターポータブル3rd:2011/11/14(月) 21 59 34.36 ID V2kh9+fRO 木にぶら下がる立派なハチの巣に向かいのそのそと歩く、青い毛を生やしたずんぐりと丸っこい体躯。 ハチの巣に飛びつき、前脚を腕のように器用に使ってハチミツを採り、 地べたに尻をつけて無防備に座り込みハチミツをむさぼり食うその姿は―― 『ジンオウガじゃねーのかよ!』 …あのとき見たジンオウガとは似ても似つかぬ熊のようなモンスターだった。 っていうかどう見てもプーさ○です。本当にありがとうございました そういえば、遠くココット村(初代モンスターハンター、モンスターハンターG及び モンスターハンターポータブルの舞台)から湯治に来たという女性が、温泉に来る途中で 故郷では見かけない毛むくじゃらなモンスターに遭ったと言っていた。 そいつの名前は《アオアシラ》というらしい。このプ○さんがアオアシラなのだろうか? とにかくも依頼達成のためにはハチの巣からロイヤルハニーを採取しなくてはならない。 ○゜ーさんはメシ食ってるだけなので、こちらは一時撤退して 居なくなるまで放っといてから回収するもよし、 プー○んの無防備なケツに攻撃をブチ込み撃退してから回収するもよしである。 * そんなこんなでクエストを終えて村長に会いにいくと、お願いがあると唐突に言われる。 「アオアシラはご存じかしら?」 …やはり、あのハチミツクマさんがアオアシラなのだそうだ。 アオアシラは近隣ではよく知られているモンスターなのだが、最近になって人里のごく近くに 出没することが多くなり村でも困っている、それを退治してもらいたい、という。 かくしてアオアシラ退治のため再び渓流に向かう主人公。 (※先ほどのクエストの目的はあくまでロイヤルハニーであり、アオアシラを倒す必要はない。 しかしアオアシラは最初に戦うことになる大型モンスターとしては歴代シリーズ中最も弱く、 シリーズ経験者ならまったくの初見でも大抵は倒してしまう。その場合、今回の村長の依頼に 「もう倒したじゃねーか」とぼやきながらクエストに向かう羽目になる) 今度は河原で魚ハンティングに精を出しているアオアシラ。 (どうでもいいことだが魚を食べるときは普通に四つん這いでがっついている。 やはりハチミツ捕食の際の座り込みポーズは狙っているとしかry アオアシラを仕留め、村長に報告すると彼女は主人公の力量を認めたらしく、 より難易度の高い新たな依頼や狩り場を紹介してくれた。 315 :モンスターハンターポータブル3rd:2011/12/02(金) 00 56 16.77 ID YTp8CV5BO * 新しく提示されたクエストの中に、 『森の奥に住む大猪がやたらと気が立って家のタケノコ畑をあらしに来た、退治してくれないか』 という依頼が。 人里に下りてきたクマ退治にイノシシ退治と、なにやらリアルの害獣駆除じみてきているが、 『森の様子もおかしいし』という依頼者の一言が妙にひっかかる。 ともかく渓流に行ってみると、湿原地帯でキノコを食べる野生の猪ブルファンゴの群れ… を蹴散らしてキノコを食いだす一際大きな猪の姿が。 モンスターについての書物によると、そいつはブルファンゴのリーダーでドスファンゴと呼ばれている。 取り巻き含め突進しか能がないので(もっともその突進がかなり厄介だったりする) 一体何をもってリーダーとされているかは謎だが… それはさておき、子分も交えての突進に苦しめられつつもドスファンゴを倒し、村に帰ろうとした矢先に異様な気配が。 “森の様子がおかしい” 依頼文の一節を思い返し、主人公は月の光に照らされる森へと踏み込む。そして… 森を単身歩き回る、見覚えのある影。 巨躯を支える逞しい四肢、内側から青い光が透けるように洩れ出るしなやかで強靭な尻尾。 エメラルドグリーンの鱗、黄土色の甲殻と角をもち、まばらに生えた毛は白く、碧玉のような眼をしている。 森を自分の庭のごとく闊歩する、狼にも似た獣の咆哮が、月夜の静寂を引き裂いた―― ついに全貌を現したジンオウガ。 ドスファンゴが森の外で餌を求めたり、時には人家を荒らすといった異変は、 その縄張りをジンオウガが侵していることに起因するようだ。 主人公は無謀と知りつつジンオウガに挑むが、巨体に似合わぬ俊敏さ、且つその巨体や強靭な四肢を活かした攻撃に苦しめられる。 戦いのさなか、ジンオウガは時おり標的を無視して発光しながら何かを呼び寄せるように吼え、 その度に周囲に青白く輝く丸い光が浮かんだり、身体に小さな稲妻を纏いはじめる。 そして何度目かに一際大きく吼えた瞬間、ジンオウガの全身からこれまでにない輝きの雷光が迸り―― 316 :モンスターハンターポータブル3rd:2011/12/02(金) 01 00 35.67 ID YTp8CV5BO (最初に言っておくと、このジンオウガとの戦いの行方についてはプレイヤー次第である。 もっとも、いかなる顛末を迎えたとしても、その後の展開が変わるわけではないのだが) 主人公は、ジンオウガの圧倒的な戦闘力の前に撤退せざるを得なかった。 あの強烈な雷光をまとったジンオウガは、それ以前にも増して激しい連撃や、雷を操る能力をもって攻め立ててきた。 いまの主人公は《無双の狩人》ジンオウガに対し、あまりにも無力だった。 * ほうほうの体で逃げ帰った主人公から話を聞き、村長の口からついに《雷狼竜》ジンオウガの名前が出る。 ジンオウガはもともと渓流一帯で見掛けられることはあったものの、 人里に近づくことはめったになく、よって人間に被害を及ぼすこともほとんどなかったが、 最近頻繁に渓流に現れるようになってきた。 そもそもアオアシラが以前より多く村近辺に出没するようになったのも、 ジンオウガに住処を逐われたからではないか、との推測も為されているという。 「貴方をお呼びしたのは、他でもありません。この雷狼竜ジンオウガを退治していただきたいの」 いきなりの無茶振りだが、村長もすぐ行けとは言わない。 主人公が力をつけ装備を調えた頃合いを見てから改めて依頼するということだった。 317 :モンスターハンターポータブル3rd:2011/12/02(金) 01 04 44.73 ID YTp8CV5BO * ジンオウガを倒す――仮初めとはいえ村長から大きな依頼を受けることになった主人公だが、 村を守るハンターの仕事はそれだけではない。 渓流の自然豊かな環境は、モンスター達にとっても居心地のいいものであるらしく、 元来渓流の生き物ではなさそうなモンスターがしばしば目撃される。 声マネで大型モンスターを呼び寄せてしまう黄緑色のペリカン、もといクルペッコ、 陸の女王と称される(そのくせ低空飛行しまくる)緑色の雌火竜リオレイア… (リオレイア初登場のムービーでは、渓流の洞窟内にある竜の卵を食べようとした小型犬… にしか見えない小型肉食竜ジャギィを彼女が追っ払う様子が見られる。 やはり渓流に巣を作ってしまっているようだ) 村人や湯治客の安全のため、村長の依頼でそれらのモンスターも狩っていく主人公。 そうしてクエストを終えて村に帰ってくると、村の出入り口のあたりでいつも一人の青年の姿を見かける。 彼はユクモ村の温泉宿の息子だというが、どうも家業を継ぎたくないらしく 『ユクモ村の平和を守る』などと言って常に門の前で座りっぱなしになっている。要はニートである。 しかも“ユクモの鬼門番”などという若干イタい自称まで持っている始末。 果たしてこいつの将来は大丈夫なのだろうか? 318 :ゲーム好き名無しさん:2011/12/02(金) 01 07 18.69 ID YTp8CV5BO 今回はここまで。 471 :ゲーム好き名無しさん:2012/04/27(金) 20 45 30.94 ID xKwDt4dX0 今から、まとめにある続きをこちらに書きます 以前の人とは別の人ですので、文章の雰囲気が異なりますのでご了承ください 472 :モンスターハンターポータブル3rd:2012/04/27(金) 20 47 16.78 ID xKwDt4dX0 数々の狩猟や採取をこなしていき、村にきた当初よりも装備も持ち物も充実した。 スキルも経験も十分に積んだ主人公の元に、「村近くの渓流にジンオウガが出現した」との 一報がもたらされる。 元々ジンオウガは人里近くまで降りてくることは無かったという。 しかし近年では出没が相次いだため、ユクモ村にくる温泉客が激減してしまった。 このままでは村に被害を出しかねないと判断した村長は、改めて主人公に 「ジンオウガの狩猟」を依頼する。 夜の渓流に赴いた主人公は、王者ジンオウガと相対する。 青銅色の巨体に見合わぬ素早い身のこなしから繰り出される剛力と、 自身の中から生み出した雷を纏うこの王者を、主人公は成長した証として狩猟する事に成功する。 (ジンオウガの狩猟終了後、ここで一応のエンディングを迎えます) 473 :モンスターハンターポータブル3rd:2012/04/27(金) 20 49 03.84 ID xKwDt4dX0 ジンオウガの狩猟が終わっても、村専属のハンターである主人公のハンター生活は終わりではない。 村長から以外にも、集会所と呼ばれる場所にも依頼は舞い込んでいる。集会所の依頼をこなす主人公に、 村でよく見かける熟練ハンターが気になる話をしてきた。 渓流のあちこちに、昔の住居の残骸や瓦礫があるのだが、それについて調べたという。 「文献を調べてみると、嵐のまっただ中にモンスターの鳴き声を聞いたという記述がある。 仕事柄、私は嵐の正体をモンスターではないかと思ってしまう」(要約) しかしこの熟練ハンターの話を、聞き流せない事態へと発展していくとは思いもしなかった。 ある日。自称鬼門番を勤める青年の父親が、自身が経営する温泉の質を良くしようと山へ入り、 謎の嵐に巻き込まれて大けがを負ってしまったと青年から聞く。 場合によっては父の家業を次がなければならないと悩む青年。そんな彼を尻目に、 謎の嵐の目撃情報やその調査に向かった調査員が行方不明になってしまう出来事が相次いだ。 主人公が依頼を遂行していく間にもその調査が進められ、嵐の正体が一体のモンスターである事が判明する。 それは『アマツマガツチ』と呼ばれ、自身の周囲に嵐を発生させる力を持つという。まさに生きた嵐だ。 渓流にあった村を破壊した嵐は、このアマツマガツチによるものではないのか。 主人公が渓流で狩猟したジンオウガは、このモンスターから逃げようとしてユクモ村近辺に現れたらしい。 災禍とも比喩されるそのモンスターの進路は、最悪な事にユクモ村に向かっている。 474 :モンスターハンターポータブル3rd:2012/04/27(金) 20 52 14.91 ID xKwDt4dX0 未曾有の危機を前にユクモ村の住民は、人間が持つ可能性を信じ、 村の守護者と認められた主人公にアマツマガツチ討伐の希望を託す。 渓流の最奥にある山の頂、霊峰。その地に赴いた主人公の前に、黒くしなやかな巨体をくねらせ、 赤みを帯びた白く美しい皮膜をなびかせ宙を舞い進む災禍の化身が姿を現した。 アマツマガツチが鋭い咆哮を合図に、嵐に包まれた霊峰の地での災禍と守護者の戦いが始まる。 嵐を発生させ、刃物のごとき威力を持つ水のブレスを吹く相手に、主人公は自身の得物と 行方不明になった調査員が残したらしい兵器を十分に活用し、ついにアマツマカヅチの討伐に成功する。 アマツマガツチが地に墜ちたと同時に、嵐によって荒れていた空は青く澄み虹がかかる。 アマツマガツチ討伐後、住民は皆主人公を讃える。 住民たちは主人公の帰還を信じて、避難勧告を出されても ギリギリまで村に留まってたのだと後で知る。 行方不明者も無事発見されたとの連絡も入り、一件落着となった。 あの鬼門番の青年はというと、父親は無事に営業を再開したらしい。 今回の出来事から自分の将来を考え、門番を辞めて別の仕事をするのだという。 …村の入り口に座り、客を案内をするという仕事に。 (とりあえずストーリーとしてはこれで終わりです) 475 :モンスターハンターポータブル3rd:2012/04/27(金) 20 55 29.28 ID xKwDt4dX0 アマツマガツチ討伐成功後にも、条件を満たせば3匹ほど討伐依頼が追加されますが、 そちらはストーリーとは関係ありません 以前に書かれた人の内容を代筆した形ではありますが、以上でmhp3は終了です
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モンスターハンターポータブル 【もんすたーはんたーぽーたぶる】 ジャンル ハンティングアクション 対応機種 プレイステーション・ポータブル 発売元・開発元 カプコン 発売日 2005年12月1日 定価 5,040円(税込) 廉価版 PSP the Best2006年8月3日/2,980円2007年4月26日/1,980円 判定 良作 モンスターハンターシリーズ 概要 ストーリー 特徴 追加・変更要素 評価点 問題点 総評 その後の展開 余談 概要 主にPS2で展開していた『モンスターハンター』。その2作目である『モンスターハンターG』を元に移植した作品。 科学の発達していない原始的な自然が溢れる世界を舞台に、「狩り」を生業とするハンターが一人、時には仲間と共に強大なモンスターを倒す3Dアクション。 ストーリー かつて凄腕のハンターだった村長が興した「ココット村」。主人公はこの村の新米ハンター。 最初は簡単な依頼しか任されないが、経験を積んで成長してゆき、やがては村長と因縁のある凶暴な大型モンスターと相まみえることになる。 ハンターとしての生き様はプレイヤー次第。新たな武器や防具を求めてモンスターに挑む者もあれば、ただただ純粋に己の力を磨くために戦う者、 仲間と共に戦うことに喜びを見出す者もいる。また今日も彼らは知恵と勇気を振り絞り、強大なモンスターに立ち向かってゆく。 特徴 ハンターが使う武器は6種類(大剣・片手剣・双剣・ランス・ハンマー・ライトボウガン・ヘビィボウガン)。いずれの武器も一長一短があり、プレイヤーの戦術や敵との相性、好みに応じて使い分ける必要がある。一方で、腕に自信があるのならば一つの武器種のみで全てのクエストを制覇することも不可能ではない。 訓練所は武器種ごとに異なるクエストが用意され、また一部のイベントクエストでは武器種を指定されることもある。 モンスターは世界征服を企む悪の存在などではなく、弱肉強食の自然界を生きる「野生動物」としての側面が強い。 倒したモンスターから素材を剥ぎ取り、それを元に武器や防具を強化。更なる強大なモンスターに挑んでゆく。 武器や防具は外見にも反映されるため、実用性のみでなく見た目にこだわる楽しみも出来る。 森丘・密林から砂漠や火山まで、美麗なグラフィックのフィールドを箱庭感覚で探索できる。 最大の魅力は仲間と共に強大な敵に挑むこと。回復アイテムによる支援や役割分担による協力プレイが熱い。 おおまかなストーリー、区切りはあるが、特に意識しなくても問題は無い。スタッフロール後もゲームは続く。 本シリーズの特徴でもあるが、プレイヤーは主体的に「この装備が作りたい、あのモンスターを倒したい」といった目的を設定する必要がある。 ただし、クエストレベルやHRによる制限があり、序盤から最難関のクエストに挑む事はできない。 追加・変更要素 アドホック通信への対応 PSPならではの機能。近くにいるプレイヤーとの通信協力プレイが可能。 PS2で発売された従来のシリーズでは、プレイヤー同士の連絡は原則として文字によるチャットのみ、それもアクションゲームなので戦闘中のコミュニケーションは困難だった。しかし本作では目の前のプレイヤーとリアルタイムで会話しながらの通信プレイが可能となった。 「農場システム」の追加 村にある農場で採集・採掘・釣り・栽培などを行い素材を収集できる。クエストクリアごとに再使用が可能になる。 クエストを進めれば施設を追加・拡張することも可能。より多数・多種類の素材を集められるようになる。 採取素材の入手手段を増やすための救済措置であると同時に、農場限定のアイテムも用意されている。 「採取ツアー」の追加 今までのシリーズは採取などが目的でフィールドに行きたくても、討伐などのクエスト目標を達成しなければならなかった。フィールドを自由に行き来できる採取ツアーはオンライン限定かつ期間限定のイベントクエスト扱いだったが、本作ではランクごとに通常クエスト扱いとなり快適な素材収集が可能となった。 「ギルドカード」の追加 プレイヤーのプレイ履歴などが記録されるギルドカードが追加された。プレイヤーがどれだけゲームを遊んだかが一目で分かるようになった。 ギルドカードは名刺のようにプレイヤー同士で交換することが出来る。コメントを書いたり、ゲームを進めていくと入手できる「称号」を付け替えることで自己紹介が出来る他、交換したプレイヤー同士でクエストをこなすと「友好度」と言う特殊なポイントが蓄積され、プレイヤー同士のマッチング頻度が分かる。また、ポイントをある程度溜めることで有用なアイテムと交換できる。 「アイルーキッチン」の追加 オフラインでは利用できなかった「食事」が、マイハウスのアイルーキッチンというシステムとして利用できるようになった。 ただ食事をするだけでなく、アイルーを雇って育てるという育成要素が追加。アイルーによって得意食材が異なり、それを選ぶと「キッチンスキル」が発動するという新たな要素が加わった。 また一部の強力な武器の中にはアイルーキッチンをある程度利用していないと作れないものがある。 「トレジャーハンター」の追加 採取や討伐によってフィールドに隠された財宝を探す2人限定のクエストが追加された。獲得した財宝はスコアに換算され、ハイスコアや一部のレアリティーの高い財宝はギルドカードに記録される。高スコアを出せば報酬も非常に良い。 「狩人情報誌」追加 ゲーム進行に合わせてヒントとなるような狩人情報誌が追加された。初心者に対する配慮だと思われる。 「マイセット」導入 お気に入りの装備の組み合わせを10セットまで保存し、選択肢ひとつで呼び出すことができる。 後のシリーズにおいても、保存数増加などの改良を加えつつ続投されている。 新武器・防具追加 新たな武器・防具系統が追加された。防具の組み合わせ次第では前作『MHG』では発動できなかったスキルの組み合わせも実現する。 既存の武器についても派生ルートが大幅に変更されている。従来ではオフラインとオンライン(上位)の派生ツリーは完全に分断されていたが、本作では下位から上位への派生が可能になった。 新モンスター追加 「イャンガルルガ」という新モンスターが追加された。 評価点 『MHG』の問題点の改善 ゲームのテンポを悪くしていると不評だったリオレウスの飛行、フルフルの壁張り付きなど、極端に時間のかかる行動・攻撃の頻度や時間が調整され、大幅に改善された。 極端に強い一部の武器やスキル、逆に弱すぎた武器に調整が入った。斬れ味ゲージのダメージ倍率などシステムも見直され、スキル選択の幅も広がった。ゲームバランスは後続のシリーズを含めて比較しても特に良い。 片手剣の大幅な強化。(1.5倍の斬れ味補正)これにより同じ斬れ味の他の武器種と比べて弾かれにくい上、本作では物理ダメージもかなりのもの。 かといって決して片手剣一強ではなく、リーチやガードなどで他の武器種の個性も生きている。武器種間のバランスはシリーズでも良好な部類。 強すぎたランスは突きの威力が下がる下方修正を受けている。とはいえ本作ではステキャン(*1)や斬撃・打撃両系統(*2)などの高火力の要素は健在でそれなりの地位。 『MHG』では村(オフライン)・街(オンライン)・訓練所がそれぞれ別個のモードであり、ゲームを一旦終了しないと移動できなかったが、本作では全て村の施設という扱いになりゲーム内でも自由に移動できるようになった。 オンライン(街)クエストのオフライン開放 従来のオンライン機能は、村の「集会所」に集約。入場時にオフラインプレイかアドホック通信プレイを選ぶことができる。 亜種モンスター含む、オンライン限定だった上位以降のクエストがオフラインでも楽しめるようになった。 また、亜種モンスター専用のクエストが用意された。従来は既存のクエストがランダムで切り替わっていた。亜種モンスター出現の条件もビッグサイズ討伐という運の絡むものから、基本モンスター討伐とかなり緩い条件になった。 配信クエストは、一度ダウンロードすればオフラインでも自由にプレイ可能。原則として期間限定クエストはなく、一度配信されたクエストであれば以降は無期限にダウンロード可能。これは以降の携帯機作品にも共通している。 ただし現在ではオンラインサービス自体が終了しており、ダウンロード不可能になっている。 「攻撃に右アナログスティックを使用する」という癖のある操作体系だったが、PSPにはアナログパッドが1つしかないのでボタン操作に変更された。ただし操作のバリエーションは減っているので賛否両論がある。以降の据え置きゲーム機でのシリーズでは操作法を選択できる場合もある。 難易度の緩和 『MH(G)』は、マルチ向けかつアクションが得意でないプレイヤーには高難易度だったが、上述の追加要素と調整により、誰でも楽しめる万人向けな難易度となった。 前述のように、「集会所」のクエストはオフラインでも実装されている。これらのクエストもソロでクリアできるように調整されているが、村クエストはヌルすぎるという中・上級者でも楽しめる。 充実したやり込み要素 装備収集、モンスターの狩猟数稼ぎ、訓練所、高難易度のイベントクエストなどやり込み要素は豊富。 マルチプレイの手軽さ 『MH(G)』のマルチプレイは有料かつ特定の周辺機器が必要であったためややハードルが高かったが、今作ではPSP本体および本作を持っている知人さえいれば、アドホック通信によるマルチプレイを手軽に楽しめるようになった。 携帯機による本格的な協力プレイ(Co-op)を採用した作品としてはエポックメイキングな存在である。従来は通信対戦や、キャラやアイテムの交換といった間接的な協力プレイに用いられることはあっても、「プレイヤー同士が協力して共通の目的に挑戦する」というシステムを本格的に採用したゲームはほとんど見られなかった。 BGM イャンガルルガ戦の「唸る一匹狼」など新曲の評価も高い。 アイルーキッチンや農場のBGMは『MHP2』でもアレンジされて使用されている。 問題点 ロードが長く、頻発する。 当時はBGロードもメディアインストールもなく、エリアを移動する度に長時間のロードに悩まされる事になる。 カメラワークの悪さ 狭い場所や壁際だと特に顕著。「森と丘」のエリア9で視覚的に苦しめられたプレイヤーは多く、狭い場所や壁際では戦わないのも戦略である。意図してそのような構造やカメラになっているようなフィールドも存在するが、携帯機とは相性が悪かった。 森と丘エリア9のカメラの近さに関しては、『MH2』以降改善されている。しかし、狭さに関してはその後も『MHX』に至るまで改善されなかった。 狩猟ゲームとしてのコンセプト的には「不利なエリアでは戦わず、マーキングして待ち伏せる」ようなゲーム性を狙ったものとも考えられるが、プレイヤーとしては(素材集め要素との兼ね合いもあり)短期決戦を求めがちで「待つ」要素とは相性が悪かった。 カメラの操作方法 PS2のシリーズと移動およびカメラ操作は変わらないのだが、アナログパッドがキャラ移動、方向キーがカメラ移動に対応するので、左手の親指でキャラを移動させつつ、人差し指でカメラ視点を変更するという、いわゆる「モンハン持ち」が推奨されているのだが、構造上PS2のコントローラと比較して少し無理があるものになってしまった。この操作性は以降の『ポータブル』シリーズ全般に引き継がれている。 アナログパッドを動かしながら方向キーを操作するのは快適とは言い難く、苦手なプレイヤーも多い。 一応Lボタンによる視点リセットがあるが、それだけでは対応できない場合もある。 操作性にかなり癖がある 攻撃ボタンは一定時間入力し続けないと反応せず、単にボタンを連打しているだけではコンボがつながらない。 派生入力の猶予フレームもかなり狭く、柔らかい部位を殴った際に発生するヒットストップのときにボタンを入力した場合は特にコンボが切れやすい。特にランスで顕著である。 本作の元となったPS2版の『MHG』は右スティック操作で攻撃するというかなり独特な操作性であったが、それゆえに連打での入力が行いにくく、いわば目押しで操作するのが前提であったために目立たなかったものと見られる。よってスティック操作をイメージして目押しで、ある程度長めにボタンを押すクセをつければ概ね改善する。 農場の採集がかなり時間がかかる 拡張を進めていくと最終的にかなりの規模になる。後の作品と比べても農場は施設同士の間隔が広く、マップ自体も広い。 手に入る素材の種類もどんどん増えていきまず間違いなくハンターの持てるアイテムの枠が足りなくなる。こうなると採取するポイントを絞るか、何度も自室に戻ってアイテムボックスにアイテムを送るしかない。 この場合農場→村→自室と数回の画面切り替えを強いられ、そのたびに長いロードに悩まされる。 マルチプレイ時にも農場を回ると非常にテンポが悪くなるので、仲間の許可をとってから行うようにしたい。 農場はシリーズが進むたびに使いやすくなっており、「農場にアイテムボックス設置」「集会所から直接移動可能に」「持てなくなったアイテムはアイテムボックスに送れる」「釣りなど時間のかかる行動を一瞬ですむよう変更」「仕様を大幅に変更して溜まった分の採集をまとめて受け取れるように」と改善されている。 農場ポイントの使い道の少なさ 農場を完全に発展させると農場を拡張する「農場ポイント」の使い道がなくなってしまう。 農場ポイント自体は各種アイテムや武具の売買・作成とかなり手に入るのですぐに必要なくなってしまう。 以降のシリーズでは入手方法が変更され、素材アイテムとの交換が何度でも可能になり意識して稼ぐ必要もでるようになった。 2頭討伐クエストのゲームバランス 本作は(厳密には『MH2』までは)モンスターの最大HP・防御力・攻撃力はすべて連動していて、複数クエストではソロプレイにちょうどいいステータスに設定されない。2頭討伐クエストに出現するモンスターは最大HPが減少されるように調整されているのだが、その結果として攻撃力までもが極端に低下している。クエストによってはGクラスなのにHPも攻撃力も村クエ以下レベルというものまである始末。後発作品のように「攻撃力は単体クエのままにして、最大HPだけを複数クエ用に低くする」という調整がない仕様となっていた。 当時は通常報酬だけでなく部位破壊報酬までもがクエスト依存であり、基本的に複数クエストのほうが報酬が美味しかったり、2頭クエストでは邪魔な小型モンスターが出現しないため邪魔される心配もなかったりと、複数クエストのほうが遥かに簡単かつ報酬も得、という有様になっていた。 逆に、一部だが2頭クエストなのに最大HPも攻撃力も単体クエスト並というソロプレイでは地獄そのものの難易度の代物もいくつかある。 特に上位の途中で挑まなければならない緊急クエスト「4本の角」がよく話題に上がる。 双剣のバランス ゲーム中に登場するあるモンスターは双剣の「封龍剣【超絶一門】」と言う武器を使用しないと討伐不可能とまではいかないが、他の武器では討伐が非常に時間がかかり困難。反面、上記の武器を例外とすれば双剣全体は弱めの調整であり、特に物理面で片手剣との差別化が難しい無属性双剣が不遇。 後続のシリーズでは「双剣は属性付き武器を使って初めて真価を発揮する武器種」という評価が確立したが、本作の時点では登場したばかりの武器であり、対となる片手剣には強力な無属性武器が存在するので不遇に感じやすい。 アイテムボックスが少ない 最大まで拡張しても「300枠」が上限。さらに1枠あたりのスタック数は所持上限と同じ(例:10個まで所持できる回復薬であれば、アイテムボックス内でも1枠は10個までとなる)。 『MHG』でも同様だが、アイテムの種類はさらに増えているので、やりくりが厳しくなっている。 あらかじめアイテムの用途や入手手段を把握していない状態だと、「どのアイテムを残すべきか」の判断が非常に難しい。 トレジャーハンタークエストが2人限定 「2人まで」ではなく、プレイヤーが「2人」いないと出発不可能。つまりソロではプレイ自体が不可能である。 続編の『MHP2』以降は普通に1人でも出発できるようになっている。 なお当時の雑誌によると、もともと「プレイヤー同士でスコアを競う対戦モード」的な側面があったようである。 高級肉焼きセットなど、入手がこれに依存してしまっているのもある。 友好度が上がらなくなるバグがある。 マルチプレイを行うと上昇する友好度だが、セーブデータを作ったPSP本体とは別のPSP本体でプレイすると一切上がらなくなってしまう。 初期のPSPの本体の不良、そうでなくとも新型発売による買い換えによって影響を受けたプレイヤーは相当数いるものと思われる。 バグと思われるが、セーブデータをネット上でやりとりすること等に対するペナルティとも言われている。どちらにしても、やむを得ずPSPを買い換えたプレイヤーとしては理不尽に感じるだろう。 イベントクエスト ネット配信されるイベントクエストは一度に3つまでしか保存できない。 なお『MHP2(G)』では6つ保存可能、『MHP3』以降の携帯機作品は無制限に保存できるようになった。 現在ではイベントクエスト配信が終了している。 10年以上前のゲームであるため、配信終了自体は仕方ないが、一部装備が入手不能になってしまっている(*3)。 『モンスターハンター2(ドス)』との連動 一部の要素は後に発売される『MH2』と連動することで初めて出現するが、キャラクターや装備品などが引き継がれるようなことはなく、双方にフラグが立つだけのアンロック方式なので連動であることの意味が薄い。 特に、新モンスターであるイャンガルルガは連動を行わないとまともに狩猟できない(*4)。 総評 従来の高難易度の概念を「より気軽に、奥深く」というコンセプトのもとに練り直し、やりがいのある作品に仕上げた。 PSPのアドホック機能を用いた協力プレイと相性がよく、本作は『ポータブル』シリーズの特徴を纏め上げた「原点」といえる。 その後の展開 後に本作の続編として『モンスターハンターポータブル 2nd』が発売された。 移植作品として作られた本作と違い、一本の独立したシリーズ作品の一つとして制作された。 余談 本作はPS2で発売された『モンスターハンターG』の移植作だが、実はニンテンドーDSにも移植する計画があった。 当時はPSPの普及台数があまり芳しくなかったため、より多くのユーザーに触れてもらうために『脳トレ』などでヒットを飛ばすDSにも同時に出す予定だったが、ハードスペックの都合であえなくDS移植計画は頓挫となったとされている。 なお、『モンハン』シリーズは後に3DSで発売された『MH3G』よりしばらくの間は任天堂携帯機をプラットフォームにしてシリーズ展開していく事になったが、もし当時DSへの移植が実現出来ていたのならゲーム業界の歴史も現在とは違っていたかも知れない。 「G」の名を冠していないが、『モンスターハンターG』の移植作品であるため本作にもG級クエストが存在する。 長らく「G」を冠しない作品でG級が存在するのは本作のみであったが、約12年後の『MHXX』にもG級クエストが登場し、本作唯一の特徴ではなくなっている。 2年以上も売り上げが伸び続ける大ヒットとなり、以降のシリーズも含めてPSPの代表作となった。 『MHP2』が発売された後に、本作もBest版を含めた売上が100万本に到達している。
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モンスターハンターポータブル 3rd 機種:PSP, PS3 作曲者:牧野忠義、裏谷玲央 発売元:カプコン 発売年:2010 概要 「モンスターハンターポータブル」シリーズ第3作。 『モンスターハンター3』のシステムをベースにしているが、容量などの都合で水中戦はカットされている。 販売数400万本までわずか47日(メディアクリエイト調べ)で到達するほどの大人気作品であり、最終的には約480万本以上の売り上げ(Best版含む)を記録している。これはPSPソフトの中で一番の売り上げである。 後にPS3への移植版が発売された。携帯機から据え置きへの逆移植というのは非常に珍しい。 本作で新たに追加された音楽はカプコンに所属している牧野忠義氏と裏谷玲央氏が担当した。 ユクモ村の雰囲気に合った和風な音楽が多い。また、過去作の音楽も使われている。 (モンハンポータブルシリーズ 前作:2nd) 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 「狩猟音楽集III」Disc1に収録 プロモーションムービー[3rd-Ver.] 牧野忠義 2010年3月16日に公開されたもの陽昇る水景が部分的に流れている 英雄の証 甲田雅人小見山優子 英雄の証のアレンジのショートバージョンPVで使用 道中に垣間見しモノは 裏谷玲央 オープニングイベント 湯けむり 温泉 ユクモに至りて 牧野忠義 ユクモ村紹介ムービー 秘湯を求めて ユクモ村 和風63位癒し152位 悠久の山景 渓流 陽昇る水景 尾槌竜ドボルベルク戦大型モンスター戦(渓流、汎用)トップメニューから入れるオプション画面でも流れている 第5回603位2010年61位和風90位PSP21位 帰する場所へ クエストクリア時 狩人の集う秘湯 裏谷玲央 集会浴場 ユクモ農場のアイルーたち ユクモ農場 たくさん上手に焼けました~!! 肉焼きBGM(特注よろず焼き機使用時) 牙獣現わる! 青熊獣アオアシラ / 白兎獣ウルクスス / 赤甲獣ラングロトラ戦 乱入発生 牧野忠義 乱入クエスト発生時 見えざる脅威 裏谷玲央 乱入クエスト中(モンスター未発見) 荒ぶる乱入者 乱入モンスター戦専用曲があってもこの曲が優先して流れる 修練の場 牧野忠義 演習場 閉ざされた狩場 牧野忠義 小闘技場 絆のもとに 大型モンスター戦(闘技場、汎用) キュッキュッキュッ にゃあ! 裏谷玲央 メディアインストール画面 Monster Hunter Portable 3rd オープニング 閃烈なる蒼光/ジンオウガ 牧野忠義 雷狼竜ジンオウガ戦 第5回54位第6回359位第7回599位第8回209位第9回144位第10回463位第11回716位第14回305位第16回574位2010年7位和風119位PSP2位 祭への招待状 裏谷玲央 スタッフクレジット 2010年150位エンディング104位 神霊の峰 アマツマガツチ生態ムービー 大風に羽衣の舞う 嵐龍アマツマガツチ戦 嵐の中に燃える命 嵐龍アマツマガツチ戦(大嵐) 第5回603位第16回728位2010年106位和風209位PSP31位 生者を照らす朝日 クエストクリア(アマツマガツチ討伐時) PSP138位 アイルー音頭 牧野忠義 村☆5 ジンオウガ討伐後のムービー 絶対零度 崩竜ウカムルバス戦MHP2Gの音源とは微妙に異なる 「狩猟音楽集III」Disc2に収録 Scat Cat Fever 小闘技場(アイルー・メラルー)実際の音源にはアイルー達の声はない 「モンスターハンター3(tri-) オリジナルサウンドトラック」に収録 豊饒の海 孤島 孤島の簒奪者たち 狗竜ドスジャギィ / 眠狗竜ドスバギィ / 毒狗竜ドスフロギィ戦 残念! クエスト中に力尽きる 高まる鼓動 大型モンスター被発見時(警戒態勢) 海と陸の共震 大型モンスター戦(孤島、汎用) プーギーご満悦/3(tri-)Version プーギーをなでなでする時 陽炎と流星の大地 砂原 土砂と熱風 大型モンスター戦(砂原、汎用) 原初の大河 水没林 濁流の罠 大型モンスター戦(水没林、汎用) 静謐の呼び声 凍土 零下の白騎士 大型モンスター戦(凍土、汎用) 冬・雪・氷26位 炎塵の山 火山 大山、鳴動す 大型モンスター戦(火山、汎用) 切れない絆 闘技場 健啖の悪魔 恐暴竜イビルジョー戦 失敗!!! クエスト失敗 砂海に浮かぶ峯山 峯山龍ジエン・モーラン戦(航行ステージ) 迎え撃つ大銅鑼 峯山龍ジエン・モーラン戦(決戦ステージ) 英雄の証/3(tri-)ver. 甲田雅人小見山優子 タイトル・メニュー画面は狩猟音楽集の「旅立つ者へ」と同じループ版撃龍槍命中時(ジエン・モーラン決戦ステージ)はイントロなし&ループ 殷々たる煌鐘の音 煌黒龍アルバトリオン戦曲名判明前の通称:終焉終末シークレットトラック2 「狩猟音楽集II」以前に収録 牙を剥く轟竜 甲田雅人 轟竜ティガレックス/黒轟竜ティガレックス亜種戦MHP2から 収録は狩猟音楽集と狩猟音楽集II 獄炎の覇王 覇竜アカムトルム戦MHP2から 収録は狩猟音楽集II 闇に走る赤い残光 成田暁彦 迅竜ナルガクルガ/緑迅竜ナルガクルガ亜種戦MHP2Gから 収録は狩猟音楽集II 第5回560位第6回983位第7回637位和風237位 上手に焼けました~! 甲田雅人 第1作目の肉焼きBGMが復活収録は「モンスターハンター サウンドトラックブック」 METAL GEAR SOLID PEACE WALKER ORIGINAL SOUNDTRACKに収録 METAL GEAR SOLID PEACE WALKER Main Theme 本田晃弘 スネーク装備/ザ・ボス装備を装備時の大型モンスター戦(闘技場)コラボクエストの大型モンスター戦 サウンドトラック未収録 本当に解雇するニャ? オトモアイルー解雇 セーブ マイハウスでセーブ本来は『モンスターハンター3』の曲 サウンドトラック モンスターハンター 狩猟音楽集III Disc1にMHP3の新曲、Disc2はMH2以前の曲 モンスターハンター3(tri-)オリジナルサウンドトラック 渓流以外はMH3と同じフィールドなので、MHP3でも使われる曲が結構収録されている。 モンスターハンター 狩猟音楽集II~咆哮の章~ ウカムを除くMHP2Gの戦闘曲が収録されている。 モンスターハンター サウンドトラックブック CD付きの書籍。肉焼き以外には狩猟音楽集IIIのDisc2に収録されている曲の一部がある。 デモムービー 各武器の見せ場と新モンスターの紹介が中心 使用されているBGMは「英雄の証/3(tri-)ver.」「閃烈なる蒼光」
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モンスターハンターポータブル3rdのページです 公式ホームページ 名前 コメント
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タイトル モンスターハンターポータブル3rd 機種 PSP ジャンル ハンティングアクション 発売日 2010年12月1日 レビュー by ファルシオン オススメ ★★★★★ 難易度 ★★★☆☆ あらすじ (加筆中)
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【注意】本稿では『モンスターハンターポータブル 3rd』と、PS3移植版『モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.』の2本を紹介する。 モンスターハンターポータブル 3rd 概要 特徴・評価点 過去作からの改良点・新要素 『MH3』からの変更・改良点 賛否両論点 問題点 総評 余談 モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver. 概要(HD) 評価点(HD) 問題点(HD) 総評(HD) 余談(HD) モンスターハンターポータブル 3rd 【もんすたーはんたーぽーたぶる さーど】 ジャンル ハンティングアクション 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 プレイステーション・ポータブル 発売・開発元 カプコン 発売日(UMD/DL) 2010年12月1日 / 2011年7月28日 定価(UMD/DL) 5,800円 / 4,800円 プレイ人数 1人(アドホックモード時1〜4人) レーティング CERO C(15歳以上対象) 廉価版 PSP the Best 2011年9月22日/2,990円 備考 「日本ゲーム大賞2011年間作品部門」大賞 判定 良作 ポイント 『MH3』ベースの新作遊びやすさを意識した進化へ新要素は概ね好評ポータブルシリーズ及びPSP作品最大のヒット作事実上の『ポータブル』シリーズ最終作 モンスターハンターシリーズ 概要 『2ndG』(以下『MHP2G』)以来、2年半ぶりの携帯機新作。 『3(トライ)』(以下『MH3』)をベースとして多くの要素を受け継ぎ、携帯機向けの調整と追加要素を施した作品である。 モンスターは『MH3』の大部分のものに加え、既存モンスターの亜種を含め16種が新規追加。既存モンスターの亜種を除くと7種(*1)。 本作で狩りの拠点となるのは、全体的に和風の村・地方となっている。 特徴・評価点 新要素や『MH3』からの変更点の多くは良い方向に向かっている。下記を参照。 過去作からの改良点・新要素 + 新モンスター 完全新規 名前 種族 特徴 アオアシラ 牙獣種 熊をモチーフとしたモンスター。丈夫な腕甲による殴り攻撃が強烈。ハチミツが好物。 ウルクスス 牙獣種 ウサギをモチーフとしたモンスター。氷上を腹這いで滑走、旋回してハンター達を翻弄する。残念ながら頭装備はウサミミではない。 ラングロトラ 牙獣種 アルマジロをモチーフとしたモンスター。回転攻撃に加え麻痺ブレスや悪臭ガスなど、多彩な攻撃をしてくる。 ドスフロギィ 鳥竜種 フロギィの群れのリーダー。しばらくその場に残る毒霧を吐いて攻撃してくる。 ジンオウガ 牙竜種 本作の看板モンスター。シリーズ初の牙竜種。雷光虫を呼び寄せ電撃を身に纏う事で、電撃系統の攻撃をしてくる。慣れると苦戦しないが油断するとあっさりやられる絶妙なバランスと、専用戦闘BGMから人気は高い。 ハプルボッカ 海竜種 砂の海を泳ぎまわり、大口による噛みつきや砂ブレスで攻撃してくる。釣り上げたり、大タル爆弾を食べさせてダメージを与えることが可能。 ドボルベルク 獣竜種 ハンマーのような球状の尻尾をもつモンスター。自身の巨体をハンマー投げの要領で飛ばしてくる。背中のコブが弱点。 アマツマガツチ 古龍種 本作のラスボス的位置づけ。嵐を巻き起こし、水ブレスや竜巻による攻撃を行う。討伐すると嵐がやんで空が晴れ渡り、虹がかかるその達成感は、言葉では表せない。前後作のラスボスと違い、シークレットモンスター(*2)扱いはされていない。 既存の亜種 名前 種族 特徴 ロアルドロス亜種 海竜種 紫色のロアルドロス。毒を付加する攻撃をしてくる。 クルペッコ亜種 鳥竜種 赤彩色のクルペッコ。翼の電気石を用いて、電撃系統の攻撃をしてくる。 ボルボロス亜種 獣竜種 凍土に生息する、雪を纏ったボルボロス。雪玉飛ばしに加え、特徴的な軌道の突進攻撃をしてくる。 ギギネブラ亜種 飛竜種 黄土色のギギネブラ。電撃系統の攻撃をしてくる。怒り状態になると体色は赤く変化する。旧作のフルフル、フルフル亜種に近い。 ウラガンキン亜種 獣竜種 青銅色のウラガンキン。ガス攻撃や火薬岩に悪臭効果が付いた。 ナルガクルガ亜種 飛竜種 緑色のナルガクルガ。原種以上にトリッキーに動く。尻尾の刃を食らうと確実に気絶状態になる。 アグナコトル亜種 海竜種 凍土に生息する、氷塊を纏ったアグナコトル。火属性攻撃を見舞うと纏っている氷塊を剥がせる。 ベリオロス亜種 飛竜種 砂原に生息する、緑黄色のベリオロス。自身が作り出す竜巻を使って、急降下攻撃をしかけてくる。 ティガレックス亜種 飛竜種 黒色のティガレックス。原種同様砂原や火山に生息。原種よりもさらに狂暴になり大咆哮を使用する。 新フィールド「渓流」の追加 『MHP2G』で導入された、オトモアイルーシステムの強化 オトモを二匹まで選択でき、武具を装備させることが可能に。ソロでの狩りのハードルが幾分低くなった。 プレイヤーの腕が上がると、逆に足手まといになりがちなのは相変わらず。 素材を武具や防具の生産に用いると「端材」というアイテムが自動的に生産される。オトモの装備はこれを用いて生産する。 マルチプレイでも、プレイヤーが2人の場合はオトモを各1匹ずつ連れて行けるようになった。 農場でのオトモ訓練も増加。能力を向上させる訓練はもちろん、1クエスト限定のスペシャルスキルを発動させる「滝行」などの特殊な訓練もある。 複数のオトモを、プレイヤー無しで狩場へ派遣する「ニャンタークエスト」が追加。クエストの種類に応じた報酬素材を入手できる。 「タル配便」の導入 ベースキャンプにいる宅配用メラルー“ニャン次郎”に預けて、クエスト中に一度だけアイテムを自宅のアイテムボックスに宅配させることができる。 「臨時ポーチ」の導入 クエスト中のみアイテムポーチが1ページ(8個)追加される。臨時ポーチのアイテムはクエスト終了時にアイテムボックスに送られる。上記のタル配便と合わせて1回のクエストで非常に多くのアイテムを採集できるようになった。 集会浴場における「温泉」と「ドリンク」 温泉に入ることでクエスト前に体力・スタミナを強化できる。また、ドリンクを飲むことで、「ネコの○○」といった特殊効果を得られる。要するに、前作におけるアイルーキッチン(ネコ飯)にあたるが、食材の選択に関係なく体力とスタミナが最大まで上昇するため、上げやすくなった。 これらは集会浴場(集会場)に存在するので、クエスト準備にかかる手間が少なくなった。 ただし、村クエストの場合、自室(装備の変更)→集会浴場→村、と「遠回り」を余儀なくされる。 既存モンスターの攻撃モーション追加 リオレウス、リオレイア、ディアブロスは『MH3』準拠のモーションが採用されているほか、上位ドスファンゴの暴走、ナルガクルガの回転攻撃など、復活モンスターにも新モーションが追加されている。 「攻撃力ブースト」の導入 「武具玉」を用いることで武器の攻撃力を底上げする。派生素材が手に入れられない段階で詰まってしまった時の救済措置となる。 ただしブーストは一度のみで、その武器を派生強化するとブースト効果は失われる。派生強化後に再びブーストさせることはできる。 武器の攻撃力及び攻撃・状態異常属性数値の均一化表示 簡単に言うと、攻撃力の表示が直接計算に使われる値になった。属性も実際に計算に使われる1/10に表示が直された。あくまで表示上の問題で、与えるダメージ自体は過去作と変わりは無い。 過去作ではダメージ計算や状態異常の際に属性値を1/10にしていたり、表示攻撃力は武器のアクションの威力を考慮してイメージしやすいように武器毎に違った値が乗算されていた。 「上位の片手剣なのに攻撃力が下位の大剣より弱い」のような勘違いが起こらなくなり分かりやすい反面、シリーズ経験者はかえってイメージが付きにくい所もある。本作以降も表示方法はこの方式と従来のものが混在している。 スキルの新規追加・統合・廃止 例:「肉焼き」「地図」「釣り」スキルを「狩人」スキルとして統合。 「ふらっとハンター」の導入 ギルドカードを交換したハンターが、オフライン浴場に現れることがある。時折アイテムをくれたりする。 ダウンロードクエストが、個数制限が事実上無くなり全て入れられるようになった。 本作ではダウンロードクエストのセーブファイルを別にすることで容量に余裕をもたせている。(実際には100個が上限らしいが、本作分を入れるには十分) 音楽は『MH3』にも携わった牧野忠義氏と裏谷玲央氏が担当した。 拠点の雰囲気に合った和風な音楽が多いのが特徴。 ユーザーからの評価も高く、ユクモ村のBGM『秘湯を求めて』、渓流汎用戦闘BGMの『陽昇る水景』、ジンオウガ戦の『閃烈なる蒼光/ジンオウガ』、アマツマガツチ戦の『嵐の中に燃える命』など名曲揃いである。 スタッフロールの『祭への招待状』では、過去作の村のBGMのフレーズが使われている。 『MH3』からの変更・改良点 水中戦の廃止と、それに伴うモンスターやフィールドの変更・削除 水中戦が主となるラギアクルス、ナバルデウスなどが登場しない。 ロアルドロスは地上戦が大幅強化されている。 水没林や孤島の水中があるエリアが一部修正され、フィールド「海底遺跡」が登場しない。 属性やられ状態の回復アイテムを「ウチケシの実」で統一 龍属性やられの廃止 「覚醒」など一部のスキルが廃止 これにより、元々属性値のなかった武器に属性がついて調整された。 乱入クエストの仕様変更 クエスト達成後、乱入判定。確定すると演出が挿入され、一定時間おいてフィールドのどこかに乱入モンスターが登場。 双剣・ガンランス・狩猟笛・弓が大幅にアクションが増えて復活。 + 以下武器詳細 双剣 モーションが殆ど一新され、よりコンパクトになった。 鬼人化や鬼人強化状態では回避がステップに変化する。無敵時間は通常回避と差はないが隙が小さいため有利。これにより、ステップと連撃を駆使して、より細かい攻めを駆使する武器になった。 新たに、「鬼人強化」が追加。鬼人化中に攻撃でゲージを最大まで溜めることで、鬼人化解除状態でも一部鬼人化状態の特性が得られる。 鬼人化と通常状態の差を埋めるための、あくまで鬼人化の余熱状態ということで、突き詰めれば鬼人化を維持した方が強い。 ただし過去作で猛威を振るった結果か、乱舞が弱体化、武器のリーチが異様に短く攻撃を当てにくくなった、強走薬の効果時間が半減するといった下方修正も目立つ。 狩猟笛 演奏システムが変更され、攻撃と音符を揃えるのが同時になった。 攻撃モーションも追加。本作ではコマンドに加えてスティック入力の有無で技の内容が変化する。 ガンランス 砲撃による切れ味消費が緩和された。 クイックリロード、フルバースト、溜め砲撃の追加。 クイックリロードは砲撃の後に○ボタンを押すと弾を1発だけ装填する。過去作のように砲撃連打するには溜め砲撃を使用する必要がある。 フルバーストは銃槍を叩きつけた後に砲弾を全段放出する、竜撃砲に次ぐ大技。 弓 新たに「曲射」が追加。上空に矢を放ち時間差で降らせるというもの。 今作では、3種類の型が存在し、全てが減気効果を持っている また、新たに減気ビンが追加された。 ボウガンの組み立て概念の廃止。『MHP2G』以前の仕様を採用。 『MH3』のアイテムの一部が廃止あるいは統合 時間経過による採取ポイントの復活の廃止 釣りの仕様変更 エサが必須ではなくなった。何も持っていない状態だと、ルアーを用いる。 賛否両論点 モンスター関連 旧作のモンスターの未登場 イャンクックを始めとした、長年シリーズに登場してきたモンスターの多くが未登場である。 『MHP2G』の続編と考えた場合は少なく感じてられてしまうが、本作はあくまでモンスターが刷新された『MH3』がベースのため、仕方がない部分もある。 ラギアクルス、チャナガブルといった、『MH3』に登場して本作には登場しない海竜種モンスター これらは水中戦でないと弱いという特徴があったため、水中戦の無い本作では出番も無いのはうなずける。 代わりに、骨格を引き継いだ新モンスターが用意されている。 難易度 敵の攻撃判定範囲の見直しに伴い、『MHP2G』と比べ格段に敵の攻撃を避けやすくなった。そのためか、敵の攻撃と攻撃の合い間のスキが少なくなり、攻撃目標ハンターに対する軸合わせが強化されている。とはいえ、回避行動の無敵時間を利用したすり抜けがし易くなっており、これができる中~上級者は過去作以上に攻撃を避けつつ手数を出すことができる。結果的に 初心者には相変わらず難しく、経験者には簡単 という、中途半端な難易度となってしまった節がある。 部位耐久力はあまり落ちてないので、部位破壊がし辛くなっている。 一応ヘビーユーザー向けの難易度の高いクエストも配信クエストという形で配布されてはいるが、敵の強さよりも時間制限がきつかったりと従来のヘビーユーザーが求めていた難易度と微妙にずれている。 闘技場でのモンスター二頭同時狩猟のクエストが複数ある。被ダメが若干低めとは言え、上記の軸合わせによる起き攻めによるハメが発生しやすい。これもヘビーユーザーが求めていた難易度とは微妙にずれている。 『MH3』から、モンスター同士での同士討ちは肉質無視の1/4のダメージになったが、本作ではダメージが激減している 仲間を呼ぶ雑魚モンスターの頻度と数 今作は一部ボスが仲間や別のモンスターを呼び寄せるのだが、その頻度が異様に高く、しかも上限がないため倒しても倒しても新たに湧いてくる。 ドスジャギィ、フロギィ、バギィは特に顕著で一度で三匹の雑魚が増え、減るたびに新たに呼ぶため兎に角鬱陶しいことこの上ない。 一応対策として「こやし玉をぶつければいなくなる」のだが、それで追い払った分まで新たに呼ぶため意味をなしていない。 古龍種の数 少ないという意見がある一方で、十分という声もある。 そもそも古龍種については『MH2』で追加された頃から「世界観に合わない」「他のモンスターに比べて古龍種は優遇されすぎている」「特殊能力が面倒」という意見も多くあったが、デザインやBGMなどの人気は高く、調整された上で復活を期待する声も少なかった。 一方撃退しつつ最後に討伐というクエスト形式がなくなったことに喜ぶ声もある。 水中戦の廃止 『MH3』で賛否両論だった水中戦は容量の問題もありオミットされた。 マップ関連 エリア間の移動 一つのエリアが広大である事が多く、ハンターがエリアの端から端まで移動するのに時間がかかる。 エリア間を結ぶ通路の入り口が隣り合っている場所が多く、行き先を間違えやすい。 飛竜種のモンスターがエリア移動する時、エリア間の移動は最短距離で行う。例えば、1-2-3-4とエリアが直列に並んだフィールドがあるとした場合、ハンターが1から4に移動するには間のエリアを順番に通らなければならないのに対し、飛竜種は直接1から4へ移動できる。 この問題はゲームのテンポが悪くなるだけでなく、今作で導入されたモンスターのスタミナに関係してくる。スタミナが減ったモンスターは、特定のエリアにいる草食モンスターやその死体などを捕食することでスタミナの回復を図る。このエリア移動方式だと、スタミナを回復しに行ったモンスターに追いついたら既に回復されていたという場合もあるため、折角のチャンスを潰されてしまう。 一方でモンスターのスタミナ回復場所は固定なので、行き先を予測して先回りすることもできる。そのため、狩りによりリアリティや戦略性が生まれるという意見もある。 装備関連 過去作よりも大人しめになってしまったスキル構成 モンスターの防具を装備した時、過去作ではガード性能や集中などの例外はあれど、汎用性の高いスキルが発動することが多かったが、本作ではスキルの質・量ともに控えめになっている。 早食いなどの一部スキルが+1と+2に細分化された。基本的に+1では使い勝手が劣るなどの制約があり、+2でようやく過去作相応の効果が発動するようになっている。多くの場合、+2のスキルは上位防具や世界観的に強力なモンスターの防具でないと発動せず、下位防具やお手軽に作れる防具では効果を実感しづらくなってしまった。 従来の「属性攻撃強化」に加え、特定の属性のみを強化する「○属性攻撃強化」が導入された。これにより、「火属性を扱う/火山地帯に生息しているモンスターだから火属性攻撃強化が発動する」といった防具が大幅に増え、担ぐ武器やターゲットとなるモンスターを選ぶ傾向が過去作以上に強まってしまっている。 また、KO術(*3)や減気攻撃(*4)など、武器種や戦法を選ぶ上に本作の時点では殆ど効果の実感が薄い微妙なスキルも複数登場している。 ロマンの一環だが、自分の好きなモンスターの防具を一式着込んだ場合に、死にスキル(*5)が発動してしまう可能性も上がっている。 ボウガンとスキル「属性強化」の組み合わせの強さ 属性弾メインのボウガンを使用するとなると一転、上記の「○属性攻撃強化」と従来の「属性攻撃強化」が極悪な強さを発揮する。 スキル「属性攻撃強化」は通常、武器の属性値を1.1倍する。ただし、ボウガンは 1.2倍 になる。「○属性攻撃強化+2」の効果も1.2倍だが、本作のみの仕様としてこの2つは併用が可能。属性値に二重の強化をかけることが出来る。その効果は乗算で 1.44倍 となり、属性弾を速射(しゃがみ撃ち)できるボウガンで用いれば非常に強力になる。ここにさらに「速射数+1」のスキルを加えれば、ゲームバランスが崩れるほどに強くなる。 アマツマガツチ素材からできるライトボウガン( 全属性弾速射可 )や、アルバトリオン素材からできるヘビィボウガン( 全属性弾しゃがみ撃ち可 )が有名。 ただ速射やしゃがみ撃ちといったアクションは隙が大きく、そもそもガンナーは知識と技術も要求されるため、誰でも手軽にやれる戦法というわけではない。 ガンランスとスキル「オートガード」の組み合わせの強さ スキル「オートガード」を持った状態で「抜刀→砲撃→回転装填→砲撃→回転装填…」を繰り返すと、本来ガードできないにもかかわらず ほとんどのタイミングで自動でガード しながら攻め続けることができる。壁沿いでひたすら繰り返していれば、ほとんどのモンスターが撃破可能(*6)。しかも、オートガードが発動するお守りはイベントで必ず手に入る(ただし一度売ると再入手不可)。 あくまで「そのような戦い方も出来る」というだけ。防御する状況を見極め、ガンランスの仕様を理解して戦った方が当然効率は良い。とはいえ、この戦法は一種の救済処置としてはアリという意見もある。ただこれ目的でガンランスを使うプレイヤーが出たりとあまりにもお手軽すぎるのは批判されていた。 公式では仕様として扱われていたが、次作以降では一切実装されていない。 ジンオウガ素材からできる近接武器の強さ 最終強化武器のうち、ジンオウガ素材のものは狩猟笛を除き一律攻撃力が210で、雷属性値が付いている。例外の狩猟笛も旋律効果が優秀なためやはり強い。更にスキル「斬れ味レベル+1」で追加される分の斬れ味ゲージも長く、「看板モンスターの装備に相応しい」と言う声もあれば、「優遇が過ぎる」との意見もある。 おまけにスラッシュアックスのビンはなんと強撃ビン。強力なジンオウガ素材からできる武器の中でも頭一つ抜けている。反面、ガンランスは自身の砲撃の弱さと競合相手の性能の高さからジンオウガ素材武器では弱い部類と数えられがち。 お守りの仕様 凍土や火山での採掘やクエストの報酬で「お守り」が手に入ることがある。防具と同じく装備するとお守りに付いたスキルポイントを得られるのだが、今作からはそのお守りの性能が妙に高く、防具自体のスキルポイントが控えめなこともあり、同じ防具でもお守りによって大きく差が出るほど。 最適解の装備を作るためにはどうしても高性能なお守りが必要となる。スキルの種類やスキルポイントは完全にパターンではあるが得てして強力なものほど出てくる確率は低い。更にはテーブルなども絡んでくるので狙ったお守りを得るのは相当に困難(とはいえ結局は運次第なのであっさり出てしまう人もいるにはいる)。 いつしか高性能なお守りを求めてひたすら採掘を繰り返す、通称「炭鉱夫」プレイヤーが続出。その影響で、採掘の際によく利用される火山の採集クエストに出てくるウラガンキンは「炭鉱夫のなれの果て」や「現場監督」といった渾名で呼ばれることになった。 お守りが無くても十分強い装備を作ることは可能だが、装備の性能を突き詰めていく際に、運要素の強い厳選が必要となるのは批判されている。 お守りの厳選という要素は本作以降も続いており、「スキルの自由度が上がって良い」「運要素が過ぎる」という賛否両論が続いている。 オトモ装備 防具の組み合わせによるスキル等はなく、武具玉での強化も出来ない。 ただし、その分シンプルに組み合わせる事ができるとも言え、本作以降も同様の仕様になっている。 その他 個人演習がなく、集団演習のみの訓練所 クリアランクは討伐にかかった時間に依存している。モンスターの体力は固定なので、当然 多人数でプレイすれば簡単に高ランクをとれてしまう 。 一方で、現在のところソロでのSランク取得は一部を除き不可能。ソロプレイしか出来ない人は教官からのご褒美の一部を貰ったり称号をコンプリート出来ない。 シビレ罠の調合材料 『MH3』から、ゲネポスのリストラにより材料が「ゲネポスの麻痺牙」から「雷光虫」に変更されたのが本作でも踏襲されている。 『MHP2』において、『MH2』で厄介だった調合素材を簡略化した結果がゲネポスの麻痺牙である。同じ『ポータブル』シリーズである本作でも素材を変更すべきだったのではないか。 とはいっても、こまめに採取や農場に通えば十分賄えるし、ダウンロード特典を利用すれば行商人からシビレ罠を直接購入する事が出来る。 武器の攻撃力の均一化表示 内容は特徴で述べた通り。 「武器のスペック確認がわかりやすくなった」と評価の声もある一方、「武器種毎の攻撃力がイメージしにくい」「鈍重で手数の少ない大剣やハンマーが低攻撃力に見えるは寂しい」といった声もある。 イベントクエストの格差 ほとんどのイベントクエストは、特別なチケットを報酬としてもらえたり一風変わったモンスターと戦えたりとバリエーションに富むが、例外も存在する。 リオレイアの卵を規定数納めるクエストは、基本報酬が「金or銀or鋼のたまご」のみ。確かにこれらは他のクエストではそれほど手に入らないが、使い道はほぼ無い(一部装飾品の素材に必要だがそれも少数)。売ればゼニーにはなるものの、後述の端材増殖バグもあって本作はさほどゼニーには困らない。 大型アオアシラを討伐するクエストは、確かに金冠サイズが登場するが、正直やや大きい程度でインパクトに欠ける。MGSクエスト(*7)やJUMPクエスト(*8)のように、もっとはっちゃけても良かったのでは。しかもこのクエストも、チケットのような特別な報酬は得られない。 操作性の改悪 前作『MH3』と比べると、攻撃入力後の操作受付時間が短くなっている。その為、所謂ディレイ行動が取りにくくなっている。 このゲームはボタンをただ連打して攻撃すれば良い、と言う訳ではない上、避けられる攻撃も避け辛くなったので快適な操作性を求めるプレイヤーから不満の声が上がった。 大型モンスターの死体斬りが不可能になった。 大型モンスターは完全に倒れ伏すと当たり判定が消失してしまう。複数体を狩猟するクエストでは死体を利用したゲージ回収が出来なくなり、太刀等の武器種には影響があるといえる。 問題点 ロード時間の長さ メディアインストールをしても、マップ移動に数秒~十秒ほどかかる。DLクエストに至っては最悪1分ほど待つことも。 これはモンスターとの戦闘においても問題となる。エリア移動したモンスターを追いかけてすぐ移動すると「プレイヤーが操作可能になる前にモンスターが動き始める」という事が起こってしまい、最悪「追いかける→エリア移動した瞬間ダメージを食らう」という理不尽極まりない事態になる事も。 今作は頻繁にモンスターがエリア移動をする為、上記問題もかなり顕著でゲームテンポを悪くする原因になっている。 UIの不便さ 村の施設や各メニューが散在しており、簡単な用を足すのに時間がかかる。 装備関連 スラッシュアックスの強撃ビン一強が改善されず 強撃ビンが強すぎる。他に5種類(強属性、減気、毒、麻痺、滅龍)ビンが存在するが、攻撃力を考慮すれば1.2倍もの物理攻撃補正が入る強撃ビンを使えるスラッシュアックスほぼ一択。 これでも『MH3』の1.25倍よりも弱体化はしたが、いまだビン間のバランスは取れていない。 片手剣の属性値に実際の表記より0.7倍の減算補正がかかるようになった。双剣にも存在するが、あちらとは違い多量のヒット数を叩き出す攻撃がない片手剣にとっては更に弱体化させる改悪でしかない。また、結局この2つの武器はゲームでの表記上の属性が詐欺表示になってしまっている。 オトモ装備 「原種」防具しかなく、亜種モンスターが数多く追加された本作の特徴が活かされていない。 端材増殖バグ 素材をアイテムポーチから渡して端材を生産した直後にアイテムポーチを確認すると、渡したはずの素材が復活している。 端材を大量に生産して換金することで、所持金に苦労することは全くなくなる。更に素材を消費せずに端材が手に入るので、レアアイテムも惜しみなく使いオトモ装備に充てることができてしまう。所持金が全てでのゲームではないのだが、オトモ装備が実質的にノーコストで制作できる事と併せて低難易度化に拍車をかける一因になってしまった。 「ユーザーに有利なバグ」であり救済措置として評価する意見もあるが、バグの利用を快く思わない意見もある。 武具強化における選択項目の仕様 当時のシリーズ通しての問題だが、武器・防具の強化後の「装備を変更しますか?」という質問の選択項目で、初めから「はい」が選ばれている。 強化装備をそのまま装備するなら問題はないが、そうでない場合は強化するたびにいちいち×を押すか「いいえ」を選ばないといけない。細かいことだが、この仕様のせいで強化時のテンポが悪くなっている。間違って装備を変更してしまうと、いちいち自宅に戻らなくてはならない。 ハード性能的に限界に来ているのか、モンスターの咆哮時のブラーがカットされるなど過去作に登場した各種エフェクトが省略されている。 オトモアイルーの性格や攻撃傾向のバランス オトモアイルーの勧誘で、欲しい性格や攻撃傾向のアイルーが得られるかは運次第。 一応スカウトとして、一点だけ欲しい点を選べるが、結局他の点で希望通りになるかは運に任せるしかない。 攻撃傾向格差 ブーメランのみのタイプは使い勝手が良く、状態異常役として貢献する。爆弾も相手を選べば活躍できる。 反面、近接やその他複合タイプ(近接とブーメラン等)は中途半端で、使い勝手が悪くて弱い。 性格格差 「勇敢」はパニックにならず、ギリギリまで戦闘する為継戦能力が高い。本来ならデメリットである撤退の遅さも最終的な敵の攻撃力の高さから事実上デメリットにはならない。 「平和主義」はサポートや採取等、補助として優秀で、直接攻撃をしない代わりに別ベクトルで役に立つ。 一方、それら以外の性格は敵の行動で何かしらパニックを起こし戦闘が行えなくなるデメリットが大きい為、勇敢の下位互換にしかなっていない。 サボりはオトモスキル「サボりなしの術」を付けることで完全に防ぐことが可能だが、パニックを防げるようになるオトモスキルは存在しないのが悔やまれる所。 総評 『MH3』をベースに遊びやすさを意識した改良や手堅い造りと大幅なバランス調整で、やりこみ要素こそ前作には及ばないが、高い完成度をもつ作品に仕上がっている。 前作の人気も衰えない中で発売された本作は、爆発的に売れ470万本以上の(当時)シリーズ最高の売り上げを記録した(*9)。 魅力的な新モンスターや世界観にも今なお根強いファンが多く、末長く愛される一作だといえよう。 余談 本作が発売されてからしばらくしてゲームを一通りクリアしたユーザーの間からは『MHP2G』のような 新メインモンスターや上位よりもさらに上のクラスであるいわゆる“G級クエスト” や それらのモンスターを倒して得られるより強力な新装備 などの新規要素が追加された『 モンスターハンターポータブル 3rd G 』の発売を期待する声も大きかった。 しかし、ハードであるPSPの性能やUMDソフトの容量の限界といった問題のためか結局「MHP3G」が制作・発売されることはなく、ポータブルシリーズとしても『MHP3』が最後の作品となっている。 『MHP3』で初登場、あるいは復活したモンスターなどの本作の要素の一部は後に発売される『モンスターハンター3G』に引き継がれることとなった。また、UIやシステムは一部スタッフが共通する『モンスターハンタークロス』に引き継がれている。 本作の看板モンスターであるジンオウガは登場以来絶大な人気を獲得しており、公式、非公式問わず開催される人気投票では上位の常連となっている。 例えば、『モンスターハンタークロス』時代にモンハン部で行われた歴代モンスター投票では1位、新モンスターを含めた登場モンスターの人気投票では2位を獲得している。 2023年末にシリーズ20周年を記念して開催された「モンスター総選挙」においても、本編シリーズに登場した229体の全中型以上のモンスターの中から1位を獲得。登場から10年以上経っても衰えない人気を見せつけた。 「ファミ通アワード2010」では本作が大賞を、同時にシリーズのマスコットキャラクターである「アイルー」が最優秀キャラクター賞を受賞している。 アイルーに関しては本作名義での受賞ではあるが、同年に発売された『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』で初めて主役を張ったことも大きいと思われる。 本作の発売以降、2018年1月26日にPS4で『モンスターハンター ワールド』が発売されるまでの7年2か月弱の間、PSハードでの『モンスターハンター』完全新作は一切発売されていなかった。 モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver. 【もんすたーはんたーぽーたぶるさーど えいちでぃーばーじょん】 ジャンル ハンティングアクション 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 プレイステーション3 発売・開発元 カプコン 発売日 2011年8月25日 定価 4,800円 レーティング CERO C(15歳以上対象) 廉価版 PlayStation 3 the Best2013年3月14日/2,800円 判定 良作 概要(HD) PSP版をHDリマスター化し、3Dテレビによる立体視に対応。HDによるハイクオリティな映像で狩りが楽しめる。 カプコンの辻本良三氏の話によると、「PSPリマスターの話を受けた際に、既にSCEによるデモが作られていた」という。 あくまでも『モンスターハンターポータブル 3rd』のHDリマスターであり、PS2感覚での操作やトロフィー、振動といった据置機ならではの機能に未対応。 評価点(HD) HD化によりグラフィックが格段に綺麗に、一部テクスチャも高繊細化している。 また3Dテレビによる立体視に対応し、狩りの迫力が倍増。 右スティックでカメラ操作が可能になり、操作性・視認性が向上している。 ただし前述のとおり、完全に「据え置きのモンハン感覚」で操作ができるほどにはなっていない。 PSP版とのセーブデータの共有が可能で、出先ではPSP・自宅ではPS3とプレイの幅が広がっている。 『ポータブル』シリーズや『ぽかぽかアイルー村』シリーズのムービーを収録。 問題点(HD) 画質自体はHDなのだが、UI全般がPSP版の拡大表示に過ぎず、見栄えが悪い。 全体的に高精細になってはいるものの、PSP版でカットされていた咆哮ブラーなどのエフェクトが復活することはなかった。 オンラインプレイに不具合が存在する 部屋から退出するにはゲームを再起動しなければいけない致命的欠陥があった。 現在ではアドホックパーティーのVer.UPによって起動したまま入退室が可能となっている。 部屋を立てたプレイヤーがゲームを起動したり、プレイ中に4人目が部屋に入ると、稀に強制退出される不具合がある. 人によってはフリーズや回線落ちが多発し、プレイに支障をきたす。そのため、パーティー募集の際にHDのプレイヤーが敬遠されることがある。 これについても現在ではかなり改善されているものの、当時の名残とHD版の起動の遅さで嫌う部屋も勿論ある。特に素材目当ての効率部屋で顕著。 アドホックパーティの仕様上、20GBモデルのPS3だとそもそもオンラインプレイが不可能だったりする。まあこれも外部ソフトの問題なのだが。 この仕様によりオンラインが出来ないことに気が付かなかった20GBモデルのPS3ユーザーも多かった。 このような設定や不具合は、外部ソフトである「アドホックパーティ」の欠陥であるため、一概に本作の評価とするのは筋違いではある。 ただ、本シリーズの本質的な醍醐味であるオンラインプレイの快適さが大きく削がれていること点は無視できない。 不具合の原因がアドホックパーティにあるとしても、このような状態でソフトを売ること自体が問題であるとして、カプコンの責任を問う声もある。 PS3版とPSP版でセーブデータを共用して使えるという利点はあるものの、PSP版のセーブデータを消してしまった人も多数いる模様。ただし、説明書には詳細な手順が明記されており、誤ったデータ移行の際は注意勧告もあるため、多くはユーザーの確認不足が原因といえる。しかし誤解を招きやすい表現をしているのは確かである。 「PS3でプレーする際にPSPからデータをコピーし、プレー終了後すぐにPSPにコピーして書き戻す」という形で対処するのが一番手っ取り早い。 端材バグは残ったままだが、PSPとの互換を考えてあえて修正しなかった可能性がある。単に忘れたのかもしれないが… 総評(HD) 本作は「PSPリマスター」というPSPのゲームソフトをPS3でHDリマスターを施したシリーズ第一弾として発売された。 携帯機とのセーブデータ共有やクロスプラットフォームでのマルチプレイなど、今までにない試みがなされており、単なる移植に留まらない実験的要素の多い作品と言える。 とはいえ、やはり携帯機と据え置きの同時マルチプレイは無理があったのか、発売初期にはオンラインプレイに多数の不具合が見られ、本作の評価を落とす要因となってしまった。 しかし、それらの原因である「アドホックパーティ」に関しては後のアップデートで迅速に改善された。現在ではPSPとのマルチプレイに関してほとんど偏見は無くなっている。 余談(HD) Wii向けの『3(トライ)』がまだPS3向けの『3(仮)』として開発中あった頃を思い出すと、移植作ながら悲願のPS3向け『MH』とも言える。 初週の売り上げは約28万7000本。被移植作の大ヒットに比べると幾分控え目な気もするが、本作が殆ど内容が不変の移植作であることを考慮すれば、十分な売り上げだと言えるだろう。 なぜかXbox 360版用の『モンスターハンター フロンティア オンライン』の無料体験プロダクトコードやXbox Live専用のチケットが封入されていた。 PS3版の『MHF』は本作より遅れて2013年11月20日にサービスインされたが、なぜWindows版用のコードではなかったのかは謎。 後に『モンスターハンター ワールド』で『MHF』用のキャンペーンコードが封入された際には、当たり前だが封入元と同様のPS4版向けのコードであった。 後に『真・三國無双 MULTI RAID 2 HD Version』と『けいおん! 放課後ライブ!! HD Ver.』がPSPリマスターとして発売。他にも『ゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲 降誕の刻印 HDコレクション』や『メタルギアソリッド ピースウォーカー HDエディション』が発売されているが、こちらはPSPリマスターとは別の規格である。
https://w.atwiki.jp/cwc_dat2/pages/441.html
モンスターハンターポータブル3rd 体験版 モンスターハンターポータブル3rd 体験版ID+ゲーム名ITEMMAX ID+ゲーム名 _S NPJH-90146 _G Monster Hunter Portable 3rd Trial version ITEMMAX _C0 MAX Items in Inventory _L 0x113240EC 0x00000063 _L 0x113240F0 0x00000063 _L 0x11324100 0x00000063 _L 0x113240FC 0x00000063 _L 0x113240F4 0x00000063 _L 0x113240F8 0x00000063 _L 0x11324104 0x00000063 _L 0x11324108 0x00000063